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時間処理の方法

時間処理の方法

時間処理は多くの初心者を悩ませる問題といえます。演劇では幕や暗転を利用しますが、ドラマ映画では特別な手法を用いて時間経過を演出します。

タイトル法

最も古い技術で、タイトルに「その1年後」や「秋がきた」などを出す手法です。1番はっきりとしていて間違いがないことが特徴ですが、芸がないように感じるため最近ではあまり使われていません。ただ、歴史ものなどは簡潔に時間経過を分からせることで、より見やすくなるため効果があります。

小道具法

タイトルの代わりに小道具を使う方法です。こちらも最近ではあまり使われませんが、とても分かりやすく時間の流れを伝えることができます。例えば、カレンダーや花を使ったり、昼と夜を示すのに軒灯を使ったりといった演出が可能です。

インサート法

時間の経過や場所、状況を共に説明する時にそれに合った材料を挿入する方法です。例えば、東京から沖縄まで移動する場合、空を飛ぶ飛行機を挿入して場所が移動したことを知らせるのです。時間経過をすぐに伝えられるものの、何でもかんでもインサート法で処理するとしばしばドラマが渋滞することがあります。そのため、テンポを休めたい時などに使うことをおすすめします。

記号法

インアウト法とも言い、フェイドインまたはフェイドアウトといった記号を使って時間経過を表す方法です。フェイドインとフェイドアウトは演劇でいう幕に相当し、一段落ついて自然と暗くなっていくのをフェイドアウト、自然に明るくなって次のドラマが始まるのをフェイドインといいます。また、暗転に相当するオーバーラップやワイプなどもありますが、今では記号法はほとんど使われません。

しりとり法

恋人同士で「明日の10時に喫茶店で待ち合わせね」という会話をした次のシーンでは、10時に喫茶店で会っている場面になるのがしりとり法です。時間経過だけではなく、場面を滑らかに転がしていく方法としても使われています。ですが、あまり多用すると面白みのない構成になるため注意してください。

カットバック法

二つの場面を切り離して、他の場面を入れて時間を盗む方法です。例えば、ご飯を食べている太郎のところへ次郎が迎えにくる。その間に次郎が犬と遊んで待っているシーンを入れることで、太郎が「ご馳走様」といって出てくれば、ご飯を食べ終わったことがわかります。ご飯を食べている10分間を盗んだわけですね。

どの形式が自分の訴えようとしていることにマッチしているのか、考えながら使用することが大切です。

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