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作品を自由に作るためのもの。それは基礎・基本の型だった。

 シナリオ・センターの新井です。

本日29日(土)は、鎌倉市川喜多映画記念館にて、「子どもシナリオ・映画教室」の上映会を実施しました。
上映会と言っても、子ども向けの映画を上映するというものとは違います。
お子さんが撮った映画を上映するのです。

7/30(木)にシナリオの書き方、ドラマのつくり方を、参加者の小学4~6年生のお子さんとワイワイやりながら学び、シナリオを書きました。
7/31(金)には、子どもたちが作ったシナリオを基に、5分くらいのショートムービーを作りました。
そして本日、親御さんにも来てもらい、参加者みんなで作品を観ました。
上映前に、舞台挨拶もします。

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毎回子どもたちと時間を過ごすと、色々な気づきがあります。
今回気づいたのは、シナリオの書き方の基本を知っておくというのは、自由に作品を創るために絶対に必要なものだということです。

子どもシナリオ・映画教室では、一日目にシナリオを書いてもらいます。ひとり、ペラ7~8枚を1時間で書いてしまいます。
シナリオを書くところまで行くのに、3時間半という時間を使って、シナリオの基本的な書き方、ドラマの基本的な構造を理解してもらいます。もちろん、子ども向けなので、座学はほとんどなくワークショップ形式で楽しみながらですが。

ここまでやって、初めて子どもたちがシナリオを書けるようになります。
自分のイメージを、より面白くシナリオという形式で表現できるようになります。遠回りな気もしますが、一回覚えてしまえば、子どもたちでも自分一人で物語を作れるようになります。形にとらわれず、自由に書くというのは、実はとっても不自由なことなのだと思います。

基礎とか基本とかいうと、堅苦しくて、めんどくさそうなイメージがあります。型にはまってしまうような気もします。ですが、実は自由に書くために必要なものなのです。
型があるからこそ、自由に書けるようになる。どこか矛盾しているような気もしますが、子どもたちを見ていると、基礎・基本の大切さを改めて感じます。型があってこそ、型破りになれるということでしょうか。

今年6年目を無事に終えました。第1回目に参加した子は、高校生になっていることでしょう。この中から、型破りな映画人が生まれてくれたら、これまたドラマチックだなと感じる今日この頃です。

 

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