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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

女社会へ変換はいかがでしょう

シナリオ・センター代表の小林です。いかにも梅雨ですね。

 鬼女

昨日、出身ライターの坂口理子さんが、お子さんのお顔を見せに来てくれました。
ちょっと前においでいただいたときに、私が打ち合わせに出かけていてお会いできなかったので、やっとお会いできました。
子供の成長は早いですね。もう2歳なのだそうです。
ちゃんとお名前もお年も、はきはき言えて、坂口さん似の聡明な男の子さんです。
坂口さんは、今大阪の仕事に入っていらして、とんぼ返りをしながらお仕事されているとか。子育てと仕事の両立は、本当に大変です。
頑張っている坂口さん、かわいい息子さん、応援しています。
どんどん孫が増えています。()

このところのセクハラ、パワハラ、マタハラオヤジばかりの男社会では、女性は、頑張る気力も湧きません。
都議会でも衆議院でも、「うめないのか」ヤジ、どんどんこの話題はエスカレートしそうです。
表面的に謝ればすむものではありません。
この発言は、多くの男性の本質からでたのだと思うのです。
女は子育て家庭を守る、男は外で働く、この図式しか頭にない人が多すぎます。 

私自身、大学を出てから一度も休むことなくフルタイムで働いてきました。家庭を持ち、子育てをし、「女性も生涯の仕事を持つべきだ」という連れ合いの持論を信じてきたのですが、ちょっとトラぶった時に、「仕事をさせてやっているのに」と言われ、男の本質を見た気がしました。
それは、私自身の中にもあり、妻だから母だから、私がやらなければという思いがいつもどこかにあり、子供や夫に迷惑をかけない家庭と共に働く人に迷惑をかけない仕事の両立に必死に立ち向かってきました。
私の場合は、ありがたいことに、周りがみんな助けてくれたので、なんとかできたのですけれど。

なので、息子が結婚した時に、お嫁さんには「一生仕事を辞めないで働いてね。家庭の事も子育ても半分ずつやればいいのだから」といいました。
お嫁さんも素直に「はい」と応えてくれました。()
息子も、そのつもりで対等に家事をこなしているようです。
息子の友達夫婦をみても、家事も子育ても仕事もちゃんと対等にやっていて、2030代の若い世代は、意識改革が進んでいるように思います。
そんな世代が動き出してくれれば、いい社会になりそうですね。

国は、一握りの人の経済成長ばかり考えていないで、家庭を、家族を支えていけばいいのです。
そうすれば、子供を戦争にやってはいけないとも思うでしょうし、放射能も汚染にもきちんと目を向けることができるでしょう。
これからの世の中、男女の身体的な違いをわきまえながら、対等に仕事も家庭も育児もやれる社会にすべきではないでしょうか。
そこから本物の経済成長は生まれるはずです。 

さて、さて、これから仲村講師の作・演出の朗読劇に行ってきます。
今日が初日。明日明後日とあります。Black A(両国徒歩8分)で。ぜひご覧ください。チケット03-6659-3939
タイトルは「鬼女」。女は鬼になりますよ!!
男性諸君、お気をつけあそばせ。() 

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