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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

憲法

シナリオ・センターが伝える14歳からの創作ノート 台湾版

軍国の一家の戦後

シナリオ・センター会長の小林です。春の嵐というのでしょうか。
暖かい日差しに突風が吹いて、マリリン・モンローの映画が浮かんできました。あの有名なスカートがめくれてしまうシーンです。名シーンって不思議と瞼に焼き付いているものなんですね。

本当なのかよくわかりませんが、SNSではしきりにお上が「私か?憲法9条か?」と言ったとか言わなかったとかが話題になっています。もし本当だったら、とち狂い過ぎている。
いやいや、ありえないでしょう。憲法とお上が並ぶこと自体がおかしい、ありえないことですから。
どうもお上たちは、憲法は自分たちが変えていいと思っているらしい。憲法はそういう権力者から国民を守るために作られたものだというのに。
憲法って、国民を守るためのもので、特に九条は、今の時代はあわないという方もいらっしゃるけれど、こんな怪しい時代だからこそとてもとても大切だと思うのです。
「戦争放棄!!」って声を限りに叫びたいです。
お上はどうしても戦争をしたいのでしょうか。したいとすれば何故したいのでしょうか。戦後に何を学んできたのでしょうか。
戦争って、終戦したらそこですべてが終わりじゃないんです。山のような禍根を残し、人の人生を狂わせるのです。

出身の浪曲作家浦野ととさんが「仁・二人の母と祖母のこと~『軍国一家の』の戦後~」(幻冬舎メディアコンサルティング)という本を出されました。
4人の男子を国に捧げ、郷土の誇りだった家族の実話をドキュメンタリーではなく、あえてフィクションとして描かれました。
戦争中はお国のための命を捧げた英雄の家族とされました。だから、子を亡くしても、母としての唯一の誇りとして、涙も見せずに頑張ってきたのです。
ですが、戦争が終わるとその誇りは霧散、ただ子どもを失い路頭に迷う母という立場しか残りませんでした。
勝っても負けても戦争で幸せになる人はいないのです。
その傷は生涯癒えるものではない・・・そのことを知って欲しいとこの本は書かれました。
お上に奏上したいです。

台湾でも

新井一樹が、「シナリオの基礎技術」の内容をわかりやすく書いた「シナリオ・センターが伝える14歳からの創作ノート」(KADOKAWA)の台湾版ができました。
「シナリオ・センター式物語の描き方」(日本実業出版)も台湾版が出ており、台湾とは大きな縁があるようです。嬉しいですね。
この本は、14歳とついているので、子供向けと思われがちですが、物語を創ってみたいなと思う大人にも是非読んでもらいたいです。
もちろん、子どもたちにも読んでもらいたい。
物語を創る面白さを知ると、想像力が広がり、好奇心もムクムク起き出して、作る本人もめちゃくちゃ楽しいし、他人(ひと)のことも自分の様に考えられるからです。
キッズシナリオのお話し、昨日もしましたが、子どもも大人も大した差はないのです。
歳を重ねて経験とか知識が豊富かどうかぐらいのものではないかと私は思っています。
「失礼な!」と思われるかもしれませんが、発想法がわかれば、創作する上ではあまり変わりはないと思います。
この本は、登場人物5人の子どもたちが、物語づくりの旅に出て、一つずつ創作のやり方を覚えながら進んでいくという構成です。
なので、大人も子供も物語の旅に出ながら、自分が物語を創れるようになるという本なのです。
台湾の方にもきっと楽しんでいただけると思っています。
そうそう、作家集団の緒方桃子さんは、香港の方達とご一緒にお芝居を創られて、上演しています。色々な形で台湾の方ともご一緒したいですね。
物語づくりは、世界共通。創作の世界で、世界中の人が手を結んでいったら、戦争なんて起こらないと思うのですけれど。

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