人心
シナリオ・センター代表の小林です。北海道の北見市が39度、観測史上1位とか。一体どうなってしまっているのでしょう。ホント全国暑い毎日です。
ちょっとほっとするのはトカラ列島の地震が幾分おとなしくなってきたこと。収束はしてないようですが、大きな地震は減ってきたようです。一時は避難されていた島民の方々も戻られたりしていますが、くれぐれもご安全に。ご無理のないようにと思います。
米どころの上越市では歴史的な渇水で、お米が危ういとか。この気候では、また米騒動が起きるかもしれませんね。
人間というのはおかしなものだと思います。
自民党や野党の中では石破おろしが盛んになっています。
ところがSNSでは、なぜか「石破やめるな!」の声が盛んになっているとか。
まあ、石破さんを辞めさせて、じゃあ誰が首相になるのと言っても、「この人こそ!」という人はいませんしね。
全然石破さんひいきでもなんでもないですが、やっと当選した裏金議員が声高に言っているのをみると、笑止千万、辞めるのはあんたじゃないのと言ってやりたくなります。
裏金議員はもちろんですが、徴兵制とか核装備とか、国民より国が大事とか、排他主義、とかそういう考えの人たちには首相になって欲しくないです。
いつまでたっても自分たちのことだけしか考えていない政治家たちに、本当に失望しかありません。
国民のことを考えて行動してくれる人はいませんか?どこを向いても真っ暗な気もします。
誘拐レボリューション
そんな政治家の話しを題材に面白く描いた漫画つきシナリオ?シナリオ付き漫画?「誘拐レボリューション」(22世紀アート)を作家集団の秋山紀勝さんが書かれました。
今の時代は、出版でも色々な変わったやり方があるのだぁと、古い人間の私は感心してしまいます。
この作品は、シナリオS1グランプリで4次審査に残ったもので、秋山さんはどうしても形にしたかったそうです。
お話しは、財務大臣の娘が誘拐され、誘拐犯の要求は「10年間高速道路の無償化」。
誘拐犯の要求に応じれば悪しき前例になる。命を優先させたとなれば国民は賞讃し、秋の総選挙で与党は大勝する可能性がある。さて、どちらを選ぶのだろうか。
大臣たちの話合いの場面は、結局自分たちのことだけなんだんぁということがよくわかって面白いです。
秋山さんは、元新聞記者でいらっしゃるので、政治の裏側にとても詳しい方です。
なので、経験をうまく使われて描かれているので、荒唐無稽のお話しなのですが、なるほどなぁと思わせます。
新井一が、昔、受講生の方に話していたことを思い出しました。
「自分の仕事はネタにはならないと思っている人が多いが、一般の人は表面的なところはわかっているところがあっても、中のところは知っていない。
そこにいるからこそのネタというものはあるのだから、まず、周囲を見回してご覧なさい。」と。
ネタ探しは、難しいと思われがちですが、ちょっと目線を変えると面白いものが見つかるかもしれません。
この夏は、宝探しをしてみるのはいかがでしょう。