ファースト
シナリオ・センター代表の小林です。台風もあり、線状降水帯もありとなんだかわからないお天気です。
トカラ列島の地震は2000回を超えてるにもかかわらず、収束の兆しは見えません。
自然の猛威に、人間の小ささを感じるばかりです。
小さな小さな人間の癖に、驚くほど心の小さい人たちが溢れてしまっている昨今の人間社会、滅亡の一歩を感じてしまうのは私だけでしょうか。
人はみんな違うし、違いは大事だと思っています。
その上で、お互いに意見を交わしながら、それぞれの想いの中に、考えの中に人として大事なものを探していくことが他人との付き合い方だと思っています。
そう思っているのですが、そんな想いは通じないのかと思うほど攻撃的な人が増えています。
アメリカファーストとか日本ファーストとかを声高に言われるようになりました。
しかも言われているファーストは、自分がよければ他人はどうでもいいのです。そして、自分が必要だと思う人しかいらないのです。
女性は子供を産んでナンボ、高齢者は治療など受けずにさっさと死んでいい、生産性のない者はいらないと公言する政治家まがいに、人々が拍手を送る世の中に、おぞましさと同時に恐怖を感じます。
こういう人がお上になれば、今は元気で役に立つから大事にされている人も、必ず捨てられる日が来るということを知っていなければと思います。
自分が一番大事と思うのは人の常かもしれません。でも、自分が大事なように他人も大事なのです。
何故なら、人は一人では生きてはいけない、それぞれが生きている役割(生産性という意味ではなく)を果たしているから自分という存在が成り立っているのではないでしょうか。
他人を想う心を持っている人に投票したいです。
八幡浜
先週お休みをいただいて、愛媛の八幡浜市で「脚本で広げる表現の世界~社会に通用するコンセプト力を磨く」という講座をやらせていただきました。
ちょっと大仰なタイトルですね。(笑)
公益財団法他人えひめ女性財団と八幡浜市政策推進課の共催で行われました。
八幡浜市だけではなく宇和島など他の市からいらした方19名の女性が参加されました。
私が、客観的な視野を得るために推奨している「シナリオ日記」を描いていただき、客観的にみる目を持っていただこうと思いました。
シナリオはアクションリアクションの芸術であり、登場人物すべてを俯瞰で見れなくてはドラマが進まないことなど具体的にお話をして、まずは、簡単な設定のあるシナリオを書いてもらうことから始めました。
おいでになった目的を聞かせていただいたこともあって、それぞれの想いを垣間見れたことで和気藹々と進んでいきます。
シナリオ日記を書いていただいたのですが、発表をするにはプライベート的にまずいかなと思い、宿題にさせていただきました。
そのため20分ほど余裕ができたので質問の時間にしたのですが、皆さん積極的に様々な想いの上で、自分の立場ではどうしたらよいかと踏み込んだ質問をたくさんくださり、全然余裕じゃなくなって・・・(笑)
主催されたえひめ女性財団の方々は、参加者の方々が積極的に話して熱心に聴いてくださっている姿に驚かれたそうで、今までにない盛り上がりとのことで、ちょっと自慢(笑)、嬉しくお話をさせていただきました。
休憩も適宜にして3時間ほぼぶっ通しでしたが、どなたもあっという間だったと言ってくださったのには、ホッとしました。
ですが、皆さんのお話しをお聴きすると、女性の立場は今も昔も変わらない、ちっとも進歩していないのだなぁとしみじみ。
この選挙で、もっと女性の立場が後退するのではないかと心配になります。
女性よ!私たちの力はこんなもんじゃない。自信を持って生きていきましょう。
さて、どのくらいの方が宿題を出してくれるでしょうか。
もうお三方からメールが届きました。さっそく読ませていただきます。
そうそう、八幡浜市は新海誠監督の「すずめの戸締り」の聖地です。
八幡浜港から見える素敵な景色に、聖地好きでもない私でもめちゃくちゃ感動しました。ドアと椅子もありました。
私は、初めの愛媛。
松山空港には大塚国際美術館へ行くために降りたことはあるのですが、道後温泉なども入らずにほぼ素通り。
今回お伺いして、道後温泉も八幡浜市も、宿泊先の内子もレトロ感満載で私の好みの上、蛇口から出る色々な種類のミカンジュース、多彩な柑橘類のジャム、松山風と宇和島風の2種類の鯛めし、お刺身などなど食べ物も美味しくて、最高に気に入ってしまいました。
何が一番って、深呼吸が気持ちいい。またお伺いしたいです。
ひどく個人的なことですが、「はるか」というジュースの瓶のパッケージは、亡くなった愛犬はるとそっくりな柴犬の写真。
もちろん、買いました。