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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

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東村アキコ かくかくしかじか展

沖縄慰霊の日

シナリオ・センター代表の小林です。局地的な大雨に見舞われているところもあるのかと心配しています。
またまた恐ろしい発表がありました。気象庁からの早期天気情報、全国的に7月2日ごろから10年に一度しか起きないような著しい高温になる可能性があるとか。なんだ?「著しい高温」って・・・今だって日本中暑すぎですけれど。

暑い夏の初まりは、6月23日の沖縄慰霊の日から始まります。
どんなに歴史を改竄しようとしても、事実は消せません。
沖縄の平和の礎には、今年24万2567人のお名前が刻まれています。
この平和の礎に名前を刻まれていらっしゃる沖縄住民の方々は、戦闘員だけではありません。
民間の子どもの名前、赤ちゃんの名前もあります。
子どもの中には親に殺された子どももいます。
集団自決については軍が強要したか否かは、色々な意見があるようですが、精神的には強要されて自決された方はいらしたのだと思います。
捕虜になるくらいなら死ねと教えられていたことは事実ですから。

何がどうあれ、沖縄だけでなく、今も遺骨も帰らない方が沢山います。私の叔父も遺骨は戻ってきませんでした。今も。
広島、長崎は原爆、日本各地では空襲で命を落とした方がいます。
この戦争で日本人だけでも310万人の方が亡くなっています。
お互いに正義ゆえと言いますが、戦争にはなにひとつ正義はないのだということを世界中のトップにわかって欲しいと思います。
一人一人皆違うのですから、その違いをいかに認められるかが人間として度量なのではないでしょうか。

かくかくしかじか展

先日、Theミソ帳倶楽部でお話しくださった漫画家の東村アキコさんの「~漫画と絵画 永遠のリグレット~かくかくしかじか展」が7月15日まで、世田谷・豪徳寺の旧尾崎テオドラ邸で行われています。

「かくかくしかじか」の原画展ですが、学生時代に描かれた油絵や日髙先生とのフォトスポット、映画で使った小道具や東村さんご自身が記録した撮影フォトなど、たくさん楽しめます。
「かくかくしかじか」の34話より選んだ珠玉の1篇の生原稿も前期・後期一話ずつ読むこともでき、かつ「仕事着はジャージが一番」という東村さんの等身大パネルにジャージを着て、記念撮影もできるとか。
東村さんらしい、楽しい原画展になっていますので、漫画家を目指す方だけでなく、創作を目指す方は、ご覧になるとご自分の創作のプラスになるかと思います。
東村さんの発想って、驚くほどすごいです。

創作する者は、他人の作品を見たり、読んだりすることが大切です。
自分のカラーやテイストを大切に育てていくことは大事ですが、大事に育てるということは他人を拒むことではなく、他人の作品を受け入れ、そこから学べることができて初めて、自分のカラーやテイストを作ることができるのだと思います。
小説家の浅田次郎さんが講演してくださった時、浅田さんは他人の方の小説を年間200冊以上読まれるとおっしゃっていました。
「上手は下手の手本下手は上手の手本」という諺もあるように、人から学ぶことは創作を大きくしてくれるものだと思います。

 

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