届け！！

シナリオ・センター代表の小林です。出社前に美容院に行ってきたのですが、シナリオ・センターにたどり着いた時には、せっかくの髪も顔も汗だくでどう見ても美容院にいったようには見えません。もう、いやぁ～！！

東京都は、都議選が始まっています。22日の日曜日が投票日になります。
どちらかと言えば、地方ほど地元の議員とのしがらみが少ない東京ですから、ちゃんと都政に取り組むまともな人を選びたいし、一人でも多くの都民に選挙へ行ってほしいと思います。
はっきり言って、「この人こそ！」という推しの人は、残念ながらひとりもいません。
人は皆違うのですから、私と同じ考え、想いとはかけ離れている人は当然いますが、せめて考えに近い人や信頼できそうな人を選ぼうと思います。
「どうせ」と言ってしまったら、それで終わってしまうからです。

選挙の公約って、多少のずれはあるもののどの党もみんないいことを言いますよね。
今回は、ほぼどこも、減税、物価高対策、安い住宅の提供などを挙げています。言い方ややり方は違えどもどの党も、どの候補も大同小異の公約です。
だったら、選挙が終わったら全員が言っていた公約が実現され、豊かな社会になってもいいはずですけれど・・・。なっていない。
今までちっとも公約が実行されたためしがないのはどうしてでしょう。
繰り返しますが、どの候補もほぼ同じことを公約していますよね。公約は公衆へのお約束です。
なのに、公約通りになったことがない。同じ公約でも誰一人やる気がないんだもん、空約束を言っているだけなんだもん、変わるわけないわ。
なにしろ、お上のトップが公約について国会で、『当選をしたら自分が掲げたこと、「全て我が党はこれでやる」という様なことを私どもの党はやったことがございません。（略）「私が選挙中に言ったことを全部実現するぞ」ということは、それは私は一度も存じません。（原文ママ）』

それでもそれでも、政治に失望してはいけないのです。
なぜなら暮らしと政治は密接に結びついているからです。私たちは、自分たちで暮らしを守らなければいけないのです。
国民が「もういいわ」と思ったら、この国は終わります。
世界中がキナ臭い昨今、何が一番大事かと言えば、国民一人一人の考えを表現することです。
声をあげることしかないのです。届くまで！！

描け！！

6月は、Theミソ帳倶楽部が大忙しです。
今週の金曜日20日は、漫画家の東村アキコさんをお招きして、映画「かくかくしかじか」を中心に、漫画のお話し、映画作りのお話など色々とお話ししていただきます。
東村アキコさんは2015年第8回マンガ大賞を『かくかくしかじか』（集英社）で受賞され、今回、東村アキコさん自身が脚本にも参加をされて映画「かくかくしかじか」を創られました。
自伝でもあり、先生への想いが詰まったお話しなので、連載も休んでロケハンから撮影まで参加されたとか。
「映画の中の絵やデッサンは私が全て美術監修させていただいてます」とのことだけあって、絵画教室内の細かいディテールまで思い入れのたくさんつまった作品になっています。

私も漫画も映画も拝見しましたが、コマーシャルではないですが、先生の愛の強さに思わずジーンとしてしまいました。
こんな熱血教師は、今では絶滅危惧種でしょうけれど、それだけに心を揺さぶられます。
なんと奇遇なことに、東村さんの恩師である「かくかくしかじか」の日高先生とシナリオ・センター講師の柏田道夫は面識があるということで、聞き手となっています。より深いお話しをお聴きできそうです。

そして、次の週は、こわ～い映画のTheミソ帳倶楽部です。
6月28日土曜日17：30から、映画「ドールハウス」の脚本・監督の矢口史靖監督と遠藤プロデューサーがおいでくださいます。
矢口監督は「ウオーターボーイズ」はじめコミカルで心温まる映画を作っていらっしゃいましたが、今回「ゾク×ゾク」のドールミステリーを初めて手がけられたのだそうです。
こわいこわいの私はゼッタイに見ませんが(笑)、亡き娘の代わりに可愛がっていたお人形が・・・、お人形と聴いただけでも怖い！！
この映画は、主演の長澤まさみさんが脚本の面白さに出演を熱望されたとか。
脚本は、映画、ドラマの要。人気女優に「出演したい！」と言わせるくらいの脚本とはどういうものなのか、ゼッタイお聴きしたいところです。

今週来週と2週続けてのTheミソ帳倶楽部。どちらも是非とも参加してください。映画作りの神髄に迫れると思います。
Theミソ帳倶楽部は当日まで受け付けていますので、リアルでもオンラインでも奮ってご参加ください。