考え方

シナリオ・センター代表の小林です。「暑い！暑い！」といいながらおいでになる方の多いこと。今からこう暑いと、今年もまた猛暑なのかと・・・思っただけでも今から心がくじけます。
暑い時は、授業においでにならなくてもオンラインでの参加もできるので、上手にご利用されて休まず頑張っていただけたらと思います。
とはいえ、事務局はそうはいかないので汗かきかきでてきますので、オンラインじゃだけじゃなくお顔をみせていただかると嬉しいですけれどね。

出産費用の無償化等の話が出ていますが、私は子どもに対しては、給食費とか制服代とか修学旅行費だとか山ほどかかる教育に関する諸々は、お国が出せばいいと思っています。
だから、出産費用の無償化も大賛成で、やってくださいとは思います。ですが、それが少子化の歯止めにはならないことをお上はわかっているのでしょうか。お金の問題だけではないのです。
性別で差別しているみたいでこういう言い方はしたくないですが、「おじさんたち、本当にわかっている？子育てというものを。」子育てって一生ものなのですよ。
4月期のドラマで「続・続最後から二番目の恋」を抑えて、一番人気なのが「対岸の家事～これが私の生きる道～」（TBS）。
主人公は専業主婦だけれど、キャリアウーマン、育休の父親、子どもたちそれぞれの苦悩を描いて興味深いです。
視聴者にそれぞれの登場人物の気持ちが刺さるんでしょうね。
官僚、政治家の皆さんもご覧になってみたらいかがでしょう。
ようは、子育ては一筋縄ではいかないということ。それぞれの子育てを見つめていかないと、ちゃんとしたフォローなどできないのです。
一番は両親の意識改革なのだけれど、それは社会そのものが変わらないと難しい。
「男は外で働き、女は家を守る」昔ながらの考えが家庭を守ることと思っている輩がいっぱい。
選択制夫婦別姓で家族が崩壊するなどと思っている、それでいて男は不倫しても当たり前みたいな人たちが社会を牛耳っているですから。
女性だけでまず子育て改革草案を作ってみたいですね。
女性の生き方などこれっぽっちも想像できない人たちにひとつひとつ手取り足取り頭の中を改造していくように教えていかないとね。

殖やせ、引き出し

さてさて、明日は、出身ライター柏原寛司さんと岡田晋吉プロデューサーのゼミナールの応募締め切りです。もう応募されましたか？
プロの目で見てもらえることなどはなかなかありませんから、勇気を奮って応募してみましょう。
「刑事もの」、研修科に上がれば必ず「刑事」の課題は書かなくてはいけませんし、研修科の方は一度書いたものでも応募できますから、奮って応募してください。こんないい機会を逃す手はありません。55周年記念だからこそです。

①「刑事もの」を課題に、「20枚シナリオ」を提出してください。
　データの提出形式は、PDFになります。
②下記のGoogleフォームからエントリー作品をご提出ください。
　URL：https://forms.gle/v2h93AEZPCeXSRU88
③提出期限：5月16日（金）20：30
④参加者決定：5月23日（金）電話・メールにて連絡
⑤参加締切（受講料払い込み）　5月30日（金）20：30
⑥ゼミ参加：本ゼミナールは、対面にて実施します。

 17日土曜日は、出身ライター坂口理子さんと劇団だるま座の主宰・演出家剣持直明さんのTheミソ帳倶楽部です。
坂口理子さんには引き続き24日も「ジャンルを超えろ！脚本力」と題して講義していただきます。
ご存じのように、坂口さんは「オシャシャのシャン！」「四月は君の嘘」など芝居、「かぐや姫の物語」「メアリと魔女の花」などアニメ、「フロディア」等の小説、「チェリまほ」「銀河鉄道の父」等映画、「女子的生活」などテレビドラマ、「梨泰院クラス」などのミュージカル、「氷艶」等のアイススケートショーなど等と幅広く活躍されています。
何故色々なところからオファーが来るのか、何故色々なジャンルができるのか、その秘訣をお聞きします。
講座でも常に申し上げていますが、基本の技術を体得すれば色々なジャンルに応用できるのです。
ではどうやって？と思われる方、その発想、応用のしかたなどをご指南いただきます。

アンテナを張り巡らして多くの他人から吸収することが、ご自分の作家性を磨く礎になります。
これからシナリオ・センターでは、皆さんのミソ帳を増やして、新たな創作の糧になるような数々のイベントを開催していきますので、どんどんご利用くださいね。