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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

うれしいことちょっと

物語りのつくり方(日本実業出版社)

ちょっと①

シナリオ・センター代表の小林です。今日は、私が所属している子どものボランティア団体東京キワニスクラブで、青少年教育賞の表彰式が行われました。
私の所属しているキワニスクラブは、病気の子どもたちへ様々な感情を吐露できるようにと真っ白なキワニスドールを送る運動を主に、奨学金援助とか子ども食堂、寺子屋などをやっています。
そのひとつとして、様々な形で社会に貢献している学生団体を応援する意味で毎年表彰しています。
今回は、東京外語大を軸に各大学が集まってフィリピンへの教育支援をしている「学生NGO ALPHA」に最優秀賞、アフリカ南米を中心に毎年医学部6回生がいって集団検診を行う「慶応義塾大学医学部国際医学研究会」、環境問題を考えて、海の清掃や里山の手入れ、子どもへの環境出前授業などさまざまな活動を行っている「早稲田大学学生NPO環境ロドリゲス」に優秀賞を授与し、賞状と賞金をお渡ししました。
若者たちの行動力の前には圧倒されるばかりでした。
私たちは、こうした若者をバックアアップをしていかねばと心から拍手を送りました。

何を目指してどのような活動しているのかがとても明確で、また話し方も的確にわかるように話す学生さんたちに頭が下がる思いでした。こういう活動をつづけてくれているなら、将来は少し希望があるなと。
「今の若者は」なんて決して言っちゃいけないですね。
それに引き換え、衆議院議長辞任のみっともない会見。
私は自分が年寄ですから、年寄りをバカにしたくありませんが、彼のような権力にしがみついて嘘で固めるまくるような年寄りの姿を見せられるのは、取ってもいや、がっかくりしてしまいます。
若者が将来に夢を持てないのは、こんな年寄りが多いからではないでしょうか。年寄よ大志を抱け!!
「あんな人になりたい」と思ってもらえるような大人になりたいです。
ま、「あんな人になりたくない」という反面教師もありかもですが(笑)

ちょっと②

新井一樹著作「物語のつくり方」(日本実業出版社)が4刷になりました。身内のことは言いづらいですが。(笑)
丸善で週刊ランキング4位になっただけでも驚きでしたが、これほどこのジャンルの本が売れるとは前代未聞。
売れていることもさることながら、世の中に物語を創りたい方がたくさんいらっしゃるのだということですよね。そう思うと嬉しくてたまりません。

この本はシナリオ・センター式と銘打っているように、シナリオ・センターでお伝えしている技術を、シナリオだけではなく、小説、自分史、エッセイ、漫画原作にゲームシナリオなどを創られる方にも参考になるように書いています。
それなので、シナリオに限らず色々な分野の方が読んでくださっているのかもしれません。

シナリオは、実はすべての物語づくりの基本ではないかと思います。シナリオは映像が浮かぶように書かなければなりません。
小説だって、エッセイだって、自分史だって、ただ字面を追っているわけではないですよね、読むということは。
読んでいるものが頭の中で映像になっているのです。
映像がきちんと浮かべば浮かぶほど面白いものだということです。
俳句でも短歌でも、その五七五の中から、三十一文字の中から、浮かんでくる、見えてくるものがないと傑作とは言われませんものね。
だから、シナリオの技術は基本の基本、何にでも応用が利く、使えるということなのですね。

いい季節になりました。
芸術の秋です。読書の秋です。そう、もちろん創作の秋です。
秋の夜長、あなたの物語がきっと生まれてきます。
さあ、10月15日は橋田賞の短編の締め切り、10月30日は橋田賞、日テレシナリオコンクールの締めきり。
「物語のつくり方」をそばに置きながら、書き進めてください。

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