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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

一並び

映画「大河への道」(松竹)チラシ

春の目覚め

シナリオ・センター代表の小林です。2022年壬寅・五黄の寅の年明けです。
1月11日、一並びのシナリオ・センターらしい新春授業の始まりに、一(はじめ)ちゃんの遺志が感じられます。(笑)
なにせ新井一は五黄の寅生まれですから。
私事で恐縮ですが、祖父の名は虎之助、今更ながら気がついたのですが祖父も寅年生まれだったようです。
ま、三代続いての五黄の寅年生まれの私としては、この運気が強いといわれる年を、皆さんとともに、良い運を引き込んでいきたいと強く強く願っています。
昨年最後の日記にも、420年に一度の壬寅(みずのえのとら)は、チャンスをつかむ年と申しました。
芽吹き年ですから、しっかりと前向きに明日を信じて書き続け、花を咲かせましょう。
あなたの力を開花させる年に!

今朝、所長の後藤の夢で目が覚めました。
後藤は、新井の亡き後、所長として新井イズムの継承に力を注いできましたが、コロナになってから高齢でもあるので、この2年近く、一切シナリオ・センターには顔を出していません。
たぶん場所は大阪校、待ち合わせがうまくいかなかったことで、お互いを責めるというとてもリアルな夢でした。方向音痴の後藤はいつも迷うのです。だけど、間違ったといわない。(笑)
あまりにリアルだったので、これは電話をしなくてはと思っていたら、なんと後藤から電話がかかってきました。
普段は自分からしない人です。これこそ以心伝心です。50年シナリオ・センターを牽引し合ってきた仲ですもの。あ、私の夢は見ていませんでしたが。(笑)
年明けから縁起がいい(?)電話でした。
これこそ、天の声「新井イズムを継承せよ!」と。
コロナが収まったら、新井イズム継承に力を入れてもらいましょう。

大河への道

7日に今年初落語「志の輔落語」に行ってきました。
志の輔師匠の落語は大好きなので、よく聞きに行くのですが、とくに出身ライターの佐野誠さんが新作落語のブレーンもされていらっしゃるので、新作はいつも楽しみにお聞きしています。

今回のメインは「大河への道」、中国へ行く話?と思う方もおありでしょうが、このお話、前にもお話したことがありますが、初めて日本地図を作ったあの伊能忠敬を大河ドラマにしたい、大河ドラマに取り上げてもらおうと必死に工作する・・・という落語です。
今回で拝聴3度目なのですが、何度聞いても面白いというのは、落語の大きな特徴かもしれませんね。
枕で話されていましたが、国土地理院の日本地図と伊能忠敬の作った地図がほぼぴったり重なる映像に志の輔師匠はびっくりされて、ほとんど興味がなかった伊能忠敬、大した測量器具のない中どうすればここまで・・・とに急に興味が湧いたそうです。
落語は、講談ではないので史実ではないですし、しかも志の輔師匠の新作落語ですから、伊能忠敬伝ではありません。
市の職員が「大河ドラマ」にしようと脚本家に頼んで翻弄される様子に笑わされます。

今度この新作落語「大河への道」が、なんとなんと出身ライターの森下佳子さんの脚本で映画化されます。
志の輔落語「メルシー!おもてなし」を舞台化されたことがある俳優の中井貴一さんが「映画にしたい」と志の輔師匠に頼み込まれたそうですが、それでも志の輔師匠、この落語をどうやれば映画化できるのかとても心配したのだそうです。
志の輔師匠の心配をお聞きした時、思わず「何を心配するんですか、脚本は森下佳子さんですよ、きっとうまくできるに決まっています!」と舞台に向かって、叫びそうになりました。(笑)
森下さんの脚本のうまさは定評がありますが、タイムスリップドラマ「JIN~仁~」「天国と地獄~サイコな2人~」、それこそ大河ドラマ「おんな城主直虎」・・・ま、森下さんの腕なら、すごいものになっているに違いありません。
5月20日松竹系で全国公開です。
なんだか今からワクワクします。
ことしゃ、春から縁起がいいわい!!

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