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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

大波小波

新井一書授賞式でお話しくださる清水有生さん(真ん中)左柏原寛司さん、右岡田恵和さん

コロナ

シナリオ・センター代表の小林です。今週は暖かいそうです。日差しは春になり、春一番に乗ってコロナも気持ちよく消えてくれるといいのですが。
日曜日はとても暖かく気持ちの良いお天気になるらしいです。
とはいえ、今日も東京感染者数734名、なぜか政府の緊急事態宣言に入れてもらえない沖縄は独自で延長、変異株が神奈川にも、全国に入院もできない人がいる限り、3万人以上の自宅待機している人がいる限り、とてもとてもぽかぽか陽気に誘われて、ルンルン・・・とはいきません。
感染しないように気をつけるだけではなく、自分が感染者かもしれないという発想で、動き方を考えたいと思います。
視点を変えれば、どう動けばいいのか、何をすればいいのかも変わってきますから。
他人のことを思う、想像力でコロナを乗り切りましょう。

時代の波

月刊シナリオ教室のリレーエッセイ「青山でお茶を」は、出身ライターの方々に寄稿をしていただいているのですが、2月号は、清水有生さん。
新井一賞の審査やプロゼミナールなども快く引き受けて下さり、いつも後輩に力を貸して下さっている清水さんの興味深いお話です。
「時代の波を乗り越えて」と題して、原稿用紙に手書きからワープロ、パソコン時代へと、原稿の渡し方も電車に乗って手渡しにいった時代から、FAX、メールと変わっていった。時代の波を四苦八苦しながら乗り超えていらっしゃったお話しなのですが、私はほぼ同じ時代で同じ経験をしてきただけに、あるあるにうなづきながら読んでしまいました。
若い方には信じられないことかもしれません。この50年くらいで瞬く間にかわってきています。
手書き大好き、日本語は縦書きと言っていた私ですら、この文章もPCで打ち、自分でブログにアップし、リモートで打ち合わせする時代になっているのですから。

でも、時代の波のうねりは、ここのところとみに大きくなっています。
今やテレワークなんて働き方が当たり前のようになり、社員が出社することがないなら、大きな器はいらないとばかり、大電通ですら自社ビルを売りに出す時代です。
清水さんがおっしゃるように書くためのペンも変わってきていますし、渡し方の方法も変ってきています。
本を読むのも電子書籍、テレビも映画もスマホで観られ、配信が主流になり、打ち合わせもリモートになり、波に乗れない私などはアップアップしておぼれそうです。

コロナ禍でシナリオ・センターも大きく変化してきました。
オンラインでの講座、ZOOMゼミ、データでの作品提出、1年前には考えられなかったことを、今は皆さんにやっていただいています。ありがとうございます。
「オンラインのおかげで東京に行かずにシナリオを学ぶことができた」とおっしゃる沖縄や青森の方、メキシコ、デンマーク、オーストラリアなどなど海外の方も講座にゼミに参加してくださり、今まで参加できなかった方も、楽しみながらシナリオを描いて下さっています。
とてもよかったと思います。
その反面、私のようなアナログはちょっと取り残され感があります。
通学でみんなに会ってリアルに意見交換したい、一緒に学びたい、PC、スマホは苦手という方も多々いらっしゃいます。
みんなで集って、学び合うことはとても大事です。
人と人のふれあいこそが、「人間を描く」シナリオの原点ですし・・・。

その原点を失わずに、コロナ禍にできるように、シナリオ・センターは、デジタル派もアナログ派も気持ちよく学べる場所を作りたいと知恵を巡らしています。
今までと同じようにはできないけれど、今まで以上に気持ちよく楽しくシナリオを描き続けられる場所にすれば、どなたにも喜んでいただけるはずと・・・。
これからも変わっていきますけれど、皆さんのご意見も取り入れながら、今一番いいと思えることをやっていきます。
時代は流れていきますが、流れに乗るだけでも、逆らっても意味はない。
逆らわないけれど逆手に取ったり、流れに乗るだけでなく自分流に乗り切ればいい。
アナログの私が、決意を新たに、時代の波をみなさんと乗り切れるように楽しいやり方を考えていきますから、ご一緒してください。
ともかく、描き続けること。それが創作の道です。

過去記事一覧

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