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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

マイナスをプラスに

川喜多映画記念館 3月からの名画鑑賞プログラム

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シナリオ・センター代表の小林です。今年一番の寒さだそうです。こうして、毎回今年一番を重ねながら、寒さは厳しくなっていくのでしょう。
東京の感染者460名。火曜日としては多いですね。どんどん多くなるのでしょうか、心配です。
ようやくGOTOキャンペーンが停止することになりました。
ひどく中途半端に、今すぐにではなく、東京、愛知は18日から、全国的には28日からって、なんだかなぁ。大丈夫なの?本当に。
ちゃんと説明してほしいです。
説明ゼリフはシナリオではNGですが、こういう時はしっかりした説明が必要です。
日本のお上は、揃いもそろって危機管理が全くできない人ばかりにみえてしまいます。
ふつうでも、何か企画するときはメリット・デメリットを検討し、リスクマネージメントを考えます。
今までを見ていると、専門家の方々がリスクアセスメント、事前に予測や分析をだしても、自分の都合の良いところだけを取り出して判断しているように見受けられます。
なので、当然クライシスマネージメントはできないので、後手後手に回ってしまうのでしょう。
何故、リスクマネージメントもクライシスマネージメントもできないのか、考えました。
たぶん狭い自分の視点でしか、ものを見ないからなのではないでしょうか。本来の意味ではなく、今使われている忖度もそうだと思います。
広い視野を持つことは、国を司る人が必要な根本的なものだと思うのですが、自分がよくなること、自分の立場を守ることしか頭にないと、視野はそこ1点になってしまいます。
なので、それが悪いとも間違っているとも考えることができず、人の気持ちなど感じることもできないのではないでしょうか。
本質的に全くの悪人はいないと思う(思いたい)ので、昨今こんな分析をしてみています。(笑)

上に立つ人は、人はみな違うこと、様々な考え方、意見があることが当たり前ことと知り、他人の話を聴く耳と他人のことを想像する心と他人のために考える頭を持ってほしいものだと心から願います。
今からでも遅くない。
国会議員は全員ボーナスか、国会を開けなかった間の給与を返上するかして、いや、できれば両方返上していただいて、必死に看護にあたっている医療従事者の方々や、生活が困窮されている方へ回して欲しいと思うのですが・・・。
やらないかぁ、やらないよねぇ、あの方々は。
そういう想像力は持ちあわせていたら、こんな日本になっていないもの。

多くを学ぶ

新井一が創った「20枚シナリオ学習法」の改訂版を創り始めています。
新井の著作を読むと、色々な名作の数々を例にとっています。
講座の中でも、講師が例にとってお話をしますが、名作といわれるものは時代を超えて素晴らしいものです。
例としてだしているものは、特に映像的にもドラマ的にも優れているものばかりですので、なるほどこうするのか、こうなっているのかとすごくわかりやすく学びやすいのです。

若い方にはなじみのない、観たこともない映画だったりしますが、脚本家として世に出ていらっしゃる方々は、ほとんどご覧になって、ご自分の糧にしていらっしゃるようです。
出身ライターの加藤正人さんは、新作はもちろんのこと、名画がどこかでかかるというと必ず見にいらっしゃっているようで、超多忙の方がよく執筆する時間がとれるものだと感心してしまいます。
センターの柏田講師は、講師はもちろんですが、映画脚本、小説の執筆など大変なのに、驚くほど見ています。
センターのFBに「映画のここを見ろ!」を書いてもらっていますので、参考にしてみて下さい。

浅田次郎さん、柚木麻子さん、原田ひ香さんなど小説家の方のお話をお聞きしたときに、山のように他人の小説を読んでいらっしゃるのが当たり前のようで、すごいなぁと感心しましたが、脚本家も同じなのですね。
名画座はいっぱいありますので、お出かけが安全になってからでも、足を運んでみてはいかがでしょう。
文化財として保護している国立映画アーカイブ(京橋)はもちろんのこと、鎌倉の川喜多映画記念館、1951年創設都内で一番古い歴史を持つ早稲田松竹映画劇場とか、神保町シアター、年間10800円で何本で見られるパスポートもある飯田橋ギンレイホール、目黒シネマ、文芸坐が生まれかわった新文芸坐、シネマ・ヴェーラ渋谷など色々あります。

今は、ちょっと動きたくないですから、DVDとか配信やテレビでもいたるところでみることができますので、ちょっと心して名作を探してみてはいかがでしょう。
年末年始、どこへも行けないのなら、おうちで映画の旅、名作を訪ねる旅にでるというのも、ちょっと素敵ではありませんか。
我が家は、連れあいが「寅さんシリーズ」を見続けるのではないかと。何度でも見ているのです。(笑)
寅さんの子供の頃を描いた山田洋次監督原作・岡田恵和さん脚本の「少年寅次郎」も大好きです。
年末は洋画、お正月は邦画を楽しもうかと思います。

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