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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

表現の仕方

紅土に散りゆく チラシ

表現の自由

シナリオ・センター代表の小林です。九州の大雨災害は、工場の油の流出も伴ってすごいことになっています。
でも、最近、福島や東日本もそうですし、熊本、北海道、西日本の災害もあまり報道しないような気がします。
うがった見方かもしれませんが、オリンピックのために、災害日本を見せたくないのかなとも思ってしまいます。
よその国のごたごたは報道はするのに、消費税アップを前に国会も開かない日本の政治の姿を報道しないのもおかしなことだと思います。
国民には何も知らせない国、日本がなりつつあることに恐ろしさを感じています。そう思いませんか。
だからこそ、表現の自由を失われる国にはなりたくないと、最近心底から思います。
人はみな違う、一人として同じではないのですから、多様な考え、様々な想い、様々な経験から、違った発想が広がっていく、表現していくことは当たり前のことでもあり、それを受け止めないことは、個々の存在を認めないのと同じです。
それが怪しくなってきている昨今ですから、積極的に、自分なりの表現をしていきたいと思いますし、創作を志す者は、それぞれの分野で自分の表現を出していくべきだと思っています。

表現方法の一つとして舞台があります。
今日から上演されている出身ライター松本京さん脚本の「紅土に散りゆく」(9/3~8・ウッディシアター中目黒)もそのひとつ。戦争の悲惨さを伝えていこうとシリーズで舞台化していらっしゃいます。

舞台というのは、映像とはまた違った面白さがあります。一期一会ということもありますし、生で観られるという臨場感もありますし、舞台だからこそできること、映像とはまた違った醍醐味があります。
演劇は、ドラマの大本ですから、挑戦してみたいものです。

舞台脚本コンクール

初めてシナリオ・センター主催で舞台脚本(戯曲)のコンクールを行います。
「シナリオ・センター舞台脚本コンクール2020」
テーマは自由で、来年2020年2月3日が締め切りです。400字詰120枚前後。
作品は、月刊シナリオ教室5月号(4月下旬)掲載予定。
賞金グランプリ5万円・準グランプリ1万円・佳作図書券。
舞台は、映像よりも案外実現化しやすいものなので、皆さんにも舞台脚本(戯曲)にも挑戦していただければと思い、企画しました。
戯曲募集も多いので、これをきっかけに、大きなところへも挑戦していただけると嬉しいかなとも思っています。

よし、コンクールに挑戦するぞ!、戯曲は書いているけれどいまいち、どう観客にアピールしたらよいのか悩んでいる・・・という方には、実際に舞台を使って、舞台化を実現するための講座も劇団青年座さんとコラボして開講することにしました。
「劇団青年座×シナリオ・センター合同企画 舞台脚本講座」です。
9月27日から毎週金曜日 全5回。18:30~20:30 
青年座稽古場とシナリオ・センターを使って、青年座の制作プロデューサー、俳優さん6方を講師に、実際に受講生の作品の一部を舞台の上で演じてもらいながら、舞台化させるために大事なポイントを実践しながらお教えていくという、まったく新しい形の講座にしました。
今まで書いた作品でも構いません。3行ストーリーと冒頭10枚(200字詰)をもってお集まりください。

私はまだ舞台脚本をしらないけれど、やってみたい方にはわずか2回でお教えする集中講座「初めてでも描ける舞台脚本講座」で金子講師が徹底的にお教えします。
9/30・10/6毎週月曜日の2回、18:30~20:30 なんと5000円で受講できるようにしました。
詳しくは事務局でチラシをご用意しています。
描くという表現方法はたくさんあります。あなたはどんな形で、あなたの想いを表現しますか。
熱いラブストーリーも描けなくなる時代が来ないように、描きたいものをどんどん描いて、発表していきましょう。

過去記事一覧

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