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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

【 何度もコンクールに応募 してるのに…というかた必読】
第2回WOWOW新人シナリオ大賞・大賞受賞 光益義幸さん

何度もコンクールに応募してるのに…というかた、光益さんのコメントに注目

「自分が映像で観たいと思えるような人間ドラマをしっかり書こうと意識しました」と話すのは第2回WOWOW新人シナリオ大賞で大賞を受賞された光益義幸さん(元研修科)。

応募総数413編の中から選出された大賞受賞作『父と息子の地下アイドル』。

<あらすじ>
一人息子と疎遠になり、寂しく暮らす高校教師の千堂。ある日、事故の知らせを受ける。病室で久しぶりに会う息子は植物状態だった――。悲しみに暮れる千堂の元へ、派手な衣装を着た3人の少女が駆けつける。彼女たちは息子が作り育てている地下アイドルだった。解散寸前のグループを見かねた千堂は、息子に代わってアイドルプロデューサーになることを決意。息子が目覚めるまでグループを守ろうと、地下アイドル業界で奮闘していく。

選考委員の脚本家・羽原大介氏は【『地下アイドル』という題材を選んだことが新しく、テレビ的で魅力ある作品。夢を諦めないというメッセージもズシンと伝わった】と評価されています。

なお、同作品は2019年度内のドラマ化を目指し制作中。
放送は少し先ですが、その前に、この作品に込めた想いについてお聞きしましたのでコメントをご紹介。

「何度も脚本コンクールに応募してるのに全然…」「どんな作品が大賞をとるのだろう?」というかた、題材選びや作品の内容だけでなく、「自分が映像で観たいと思うものを素直に書く」「人間ドラマをしっかり書く」という光益さんの“姿勢”も参考にできるのではないでしょうか?

「自分なりにグッと来るシーンを必ず1つは入れたい」

――「大賞受賞」という報せを受けて

〇光益さん:とれるとは思っていなかったのでとても嬉しいです。何より自分が書いた話が映像化されるということに今からワクワクしています。
受賞の前後で変化したと感じるのは自分よりも周りの反応です。ありがたいことに皆さんから祝福の言葉を頂けて嬉しいのですが、受賞により急に自分のレベルが上がるわけでもないので、「すごいね!」と言われるたびに評価が実像を追い越していくようで焦ります。ときには「なるほど、おれってすごいのか」と調子に乗りそうになることもあってそれはそれで厄介です。なるべく平常心で、もっと良いものが書けるように腕を磨いていければと思っています。

――受賞作『父と息子の地下アイドル』について

〇光益さん:地下アイドル業界に題材として興味があり、アイドルとは無縁の人間がその世界に飛び込むことになったら面白いだろうなと思って書きました。特殊な業界の話なので、ただのお仕事紹介にならないように気をつけました。自分が映像で観たいと思えるような人間ドラマをしっかり書こうと意識しました。
それはゼミの20枚シナリオでも同じで、自分なりにグッと来るシーンを必ず1つは入れたいと考えて課題に取り組んでいました。考えすぎて課題の進みが遅かったのは反省点ですが。

――コンクール受賞を目指すシナリオ・センター生徒さんにぜひメッセージを。

〇光益さん:今回、自分が映像で観たいと思うものを素直に書いて結果を残すことができました。自分らしく書くことが誰にとっても正しいのかは分かりませんが、妥協せずに作品と向き合えば誰かの評価にはつながると思います。頑張ってください。

※『月刊シナリオ教室2019.8月号』(7/26発行)に光益さんの受賞インタビュー掲載いたしますので併せてご覧ください。

※第2回WOWOW新人シナリオ大賞 優秀賞受賞者もシナリオ・センターに通われていた生徒さんです。
記事「第2回WOWOW新人シナリオ大賞・優秀賞受賞 弓削勇さん」はこちらからご覧ください。

※第1回WOWOW新人シナリオ大賞受賞者もシナリオ・センターに通われていた生徒さんです。
・ブログ「“自分を信じて書き続ける” 第1回WOWOW新人シナリオ大賞受賞 圓岡由紀恵さん」はこちらから。

・「“コンクールに出し続ける”第1回WOWOW新人シナリオ大賞優秀賞受賞 伊藤竜也さん」はこちらから。 

・光益さんに続け!脚本コンクールいろいろあります。
こちらのブログ「主なシナリオ公募コンクール・脚本賞一覧」で、どんなコンクールがあるのかチェックしてみてください! 

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