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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ヘソづくりは、20枚シナリオでしっかり学べ!

シナリオ・センター代表の小林です。天気予報では28度と出ていたので、始めて夏バージョンで出勤しました。
柏原寛司講義

昨日は、楽しく賑やかな一夜でした。
大先輩のシナリオ・センター1期生柏原寛司さんと原隆仁監督、石井良和監督のお三方が、ミソ帳倶楽部でお話してくださいました。
新人ライターが売り出すためには、何が必要か・・思わず身を乗り出して真剣に聴いている受講生の方々に、私自身も、ライターズバンクをより充実させねばと思いました。
一緒に仕事したいライターについて、原監督は、「この人が書いたと思わせる文体(コトバ)を持っている人」個性がなくてはダメだということですね。
井監督は「キャッチボールできる人」一緒に作っていくのが映画ですから、コミュニケーションがきちんとできることが大事なんです。
柏原さんは、現在の状況とともに、たくさんのアドバイスをくださいました。
●プロデューサーは新人ライターを育てたいと思っているので、一緒にやりたいと思わせるライターになることが大事。

●一番いいといわれる人は、早く書ける人。
●大事なものは、ドラマのヘソ!ヘソが決まると話が運んでいく。
何が書きたいかわかるのが、ヘソだから、20枚シナリオを書き続けていけば、おのずとヘソが創れる。
なぜかといえば20枚シナリオでテーマ(課題)がきめられて、そこを描くわけだから、常にヘソを描く練習をしているということだ。
●ライターは、お祭り好きの奴が向いている。友達がたくさんいて、遊んでいる奴がいい。
●ライターは個性勝負、気取った本が一番つまらない。自分をさらけださなければだめ。
●紹介する基準は、書けることは大前提で、性格。頭が柔軟で、人の意見を聞きつつ自分の書きたいものを書ける、バランスのいい人。
●本や新聞を読め。映画やドラマを観る。本を読んでいてこの言葉すてきだなと思ったら、それでホンを描く。(アイデアのヒントということですね)
などなど・・・思わず箇条書きにしてしまったほど、色々アドバイスを。

6月6日宣伝3人

毎回、ミソ帳倶楽部をお聴きしていて、しみじみ思うのですが、聞かない方はとても損しています。モチベーションが上がることもさることながら、他人の話には、必ず「これは!」「そうか!」という発見があります。
自分の世界の中だけで、チマチマ思っていることなど、ホントにささやかなもので、自分以外の他人(ひと)は、宝の山ですね。
素晴らしい話も、自分とは想いが違う話も、同じように大切なんですね。
金子みすゞじゃなけれど「みんな違って、みんないい」。
ひとりひとりが違っているからこそ、色々な人と関わることで、たくさんの宝をいただけること、もの書きにとってだけでなく、人としても大事なことだと思います。想像力は、ここから生まれるのですから。
想像力の欠片もない人達が、他人に想いを馳せることなく平気で発言されている昨今、やっぱり、日本中の人にシナリオを書いてもらいたいと、今日も思う私です。

※写真は、お三方が撮られたオムニバス映画「6月6日」のチラシをもっての宣伝。(笑)チケットは、先輩価格1000円でセンターで販売中。

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