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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

寒くても熱くても想像力

映画「花戦さ」

23年目の痛み

シナリオ・センター代表の小林です。阪神淡路大震災から23年目。随分と時間は過ぎた気がします。
でも、被災者の方にとっては23年経っても、昨日ではなく今日なのです。
時薬もすべてに万能ではありません。
23年間、「ごめんね。」を繰り返し、繰り返し心でつぶやいて生きてきた方々がたくさんいらっしゃいます。生き残ったことは誰のせいでもないのに。
他人の痛みは知ることができませんし、共有することもできませんが、想像することはできます。
私たちは、自分事ではないと思うのではなく、想像することで他人の痛みの万分の1でも感じようとすることが大切だと思うのです。
せめて上に立つ人は、特に人の痛みを知る人であってほしいと願います。 

寒い寒いと思っていたら、そこいら中寒いらしい。ナイアガラの滝も凍ったのだそうです。すごい大寒波の襲来だそうです。
寒い話題ばかりだなあと思ったら、富山県の鹿島槍ヶ岳カクネ里雪渓が氷河に認定されたというニュースが。どこまで寒いんだあ~。(笑) でも、なんだかロマン。
インフルエンザAもBも蔓延しているとか。皆様、くれぐれもご自愛を。

日本アカデミー賞ノミネート発表

寒い話題からホッとするホットニュースをお送りしましょう。
3月に授賞式が行われる日本アカデミー賞のノミネート作品が発表されました。
アカデミー賞作品賞に、森下佳子さん脚本の「花戦さ」がノミネート。
もちろん、脚本賞の優秀賞は「花戦さ」で森下佳子さんです。
優秀アニメーション作品賞は、坂口理子さん脚本「メアリと魔女の花」
この優秀作品から、1本最優秀作品賞が選ばれるので、3月の授賞式が楽しみです。

先輩たちが大活躍してくださっています。
後輩は、先輩たちを見習ってもっと頑張らなくっちゃいけませんね。
今年は、コンクールにどんどん挑戦していきましょう。
そのためには、ストーリーではなくキャラクターをしっかり作ることから始めてください。
わずか23通りしかないストーリーを考えるのではなく、こういうお話というテーマが決まったら、どんな登場人物がでてくるのか、主役だけでなく登場人物すべてのキャラクターを作ってみましょう。
そうすると、人は皆違うから、事件事情を投げ込むと、人によって、お話は勝手に動いていきます。AとBをぶつけるのか、CやFの方がいいのか、紆余曲折、道が変わってきます。
「ドラマとは変化である」ですね。 ストーリーが1本道だと新井一に怒られちゃいますよ。(笑)
さあ、先輩に負けずにガンと頑張りましょう!!

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