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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオの神視点

ユニバーサル広告社~あなたの人生売り込みます~(テレビ東京)

企業研修にシナリオ

シナリオ・センター代表の小林です。企業研修の打ち合わせにお伺いしました。
研修をやらせていただいていると、その会社の問題点などが浮かび上がり、なんとなくコンサルティング的な役割も担うことになったりもします。
「シナリオを使って研修」という特異性のある研修は、シナリオ・センターならではなのですが、色々な会社にお邪魔させていただく昨今、もっと会社、業界そのものの勉強もしなくては失礼だと気付き、遅まきながら経済についても勉強するようになりました。

私自身も経営者の端くれですが、私は、スタッフに対して「働いていただいている」と常に思っています。私一人でいくら威張ってもできることではありませんからね。
47年間やってこられたのは、すべてのスタッフ(講師はもちろん)の力があったればこそ、新井一のノウハウを広げて来られたのです。
私は、経営者の立ち位置は、オーケストラの指揮者でありたいと、できれば、カラヤンみたいな小澤征爾さんみたいな名指揮者になりたいです・・・難しい。(笑)
それでも、いつか渾身の名演奏を、みなさまにお聞かせできるシナリオ・センターになるよう努力していきます。

経団連の榊原会長が、選挙結果を顧みながら「国民の痛みを伴う改革が必要だ」とNEWSでおっしゃっていました。
榊原会長は、「国民の痛み」と口癖のように仰せですが、会社は内部留保で膨れ上がり、痛みを伴うのは国民の下の方ばかりだということはご存じでいらっしゃるのでしょうか。
厚生労働者の調べですと40代低所得層は20年間で1.5倍も増えており、子どもの6人に1人が貧困とのこと、もはや先進国とは言えない日本国民の生活の中で、これ以上どこを痛めればいいとお思いなのでしょうか。
経済界のドンとして、意味のない選挙にかけた600億円もの税金を国民に返せとくらい言って欲しいです。(笑)

アクションリアクション

シナリオ・センターの研修は、効果的に働くためのテクニックをお教えすることではなく、会社の理念を理解して、どう動く、働くことが大切なのかということを社員一人一人が自分で考え、行動できるようにすることを主体としています。
自分の心から動かなければ、働かなければ、どんなにテクニックを弄しても無理しているだけです。

シナリオの良さは、一方的な考えができないようにできていることです。
アクションを起せば必ずリアクションを考えなければいけないのですから、一方向からものをみるということができないのです。
これって、すごいことだと思いませんか。他にはないですよね。
どう頑張っても、自分の考えや想いを一方的に伝えることだけでは作れないのです。
相手の考えや想いを理解しないとシナリオは描けないのですから。
そして、なおかつ、それを動かすためには俯瞰でみなければ全体像が見えません。
9月のギャラクシー賞を朝ドラ「ひよっこ」で受賞された岡田惠和さんは、これを神の目とおっしゃっています。
シナリオを描くと神視点・神の目になるんですよ。
世界中の人々が神視点で見ることができれば、どれだけ世の中が良くなることでしょうね。
そんな日が来ることを夢見て、コツコツとドラマづくりで、研修を通して、シナリオ視点をみなさんにお伝えしていきます。

岡田さん、9月月間ギャラクシー賞受賞おめでとうございます。
「ひよっこ」ロスの私は、今や8時前に起きることができません。ロスを埋めるべく「ユニバーサル広告社~あなたの人生売り込みます~」(テレビ東京)楽しみに拝見しています。

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