menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

企画の立て方

シナリオ・センター代表の小林です。過ごしやすくなりましたね。秋というと、色々なことができる季節というイメージですね。 芸術の秋、文化の秋、勉学の秋、行楽の秋、音楽の秋、スポーツの秋、読書の秋、実りの秋、etcetc忘れてはならない食欲の秋。涼しくなって色々なことがやりやすくなるからでしょうか。
なんといっても食欲の秋の私ですが、やはりここは、来週には128期シナリオ作家養成講座の開講も控えておりますから勉学の秋、または芸術・文化といきましょう。


先日、企画書講座でTBSの植田プロデューサー、日活の有重プロデューサーにお話を伺いし、課題もいただき、参加者の皆さんは張り切って、テレビドラマと映画の企画だしに挑戦されていらっしゃることでしょう。頑張れ!!チャンスはつかむものです。
企画書の立て方
講師の柏田道夫「月刊ドラマ別冊 企画の立て方」(映人社刊)改訂版がでました。
企画書講座に参加できなかった方、これから企画書を書きたい方、ライターズバンクへ登録した方、必読です。
書き方は、その用途やジャンルによって若干異なりますが、映画、テレビドラマ、ゲーム、アニメーション、小説、オーディオドラマ、戯曲などすべての創作の世界で必要なものです。
リニューアルしたこの「企画の立て方 改訂版」は、インターネット時代になった現在に通用する「企画」を立てるために知っておくこと、心得、方法、書き方まで網羅しています。
プランナーではなく、シナリオライターであり、小説家の柏田だからこその現場にそったわかりやすい具体的な方法が書かれています。
なるほど!なるほど!と一つずつ納得しながら読める構成になっています。

企画というのは、千三屋と呼ばれるように、1000企画を出して3つ通ればいいと言われています。針の穴程ではありませんが、それほど通すのは難しいものです。
企画を考える時、どんなジャンルでも、まず面白いものを企画しようと考えますよね。
すごいアイデア、発想があっても、それだけでは企画になりません。
企画は、そのすごいアイデアや発想を、誰に、いつ、どこで、どう生かしてどうみせると面白いのか具体的に考えてこそ「企画」として成り立つのです。
本書の中で、サマセット・モームの言葉が引用されています。
「作家はテーマを書き尽くすんじゃない。素材の方が作家を見捨てるんだ」
才能は枯渇するのではなく、無数に転がっている素材(ネタ)を見つけられなくなった時に書けなくなるのです。
そうならないためには、常にネタ集めをして、引き出しをいっぱいにしていきましょう。
ネタを見つけるには、ただウロウロするだけではなく、書き続けることで作家の目を常に養っていきましょう。

128期シナリオ作家養成講座は、柏田が担当し、後半のカリキュラムである企画書の書き方もお教えします。 こちらは来週12日水曜日開講です。(CMでした!!)

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ