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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

学校で学ぶということ・・・坂口理子さん

4月2日、シナリオ・センター代表の小林です。昨日の表参道シナリオ日記エープリルフールは、ひとりだけ、引っかかってくれました。ありがとう(笑)
というわけで、今日も日記は続きます。

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春めいてきたものの、夜はやっぱりまだ花寒で、市ヶ谷の土手では寒さに震えながら、お花見宴会を頑張っていました。
今週末までもつかどうかというくらいの満開ぶりですから、なんだか皆さん焦ってお花見している感じがします(笑)。
私は、明日から大阪。関西の桜は、いかがでしょうか。 

 

過日、全国産業人能力開発団体連合会の能力開発カレッジで、出身ライターの坂口理子さんが講演された内容がまとめられ、全能連から送ってくださいました。

「人気脚本家が語る成功するキャリアの作り方」というタイトルに坂口さんは恐縮されていましたけれど、NHK創作ドラマ大賞を受賞されてから、フジテレビの月9でデビュー、WOWOWの向田邦子イノセントを書き、フジの連ドラが続き、そして、昨年ジブリの「かぐや姫の物語」(映画)と素晴らしい活躍ぶりです。

フジテレビは、センターでご紹介させていただき、また「かぐや姫の物語」は、高畑監督が創作テレビドラマ大賞作品「おシャシャのシャン!」をご覧になって、センターに「会いたい」とご連絡をくださったのがきっかけです。

脚本家へのキャリアチェンジに必要なことのなかで、坂口さんはこうおっしゃっています。
「脚本を書きたいと思い、会社を辞めようと決意して、まずはスクールに入ろうと考えました。というのも、脚本には文法があり、普通の文書とは少しルールが違います。それを習うため、シナリオ・センターの門をたたいたのです。
最初の講義で今でも覚えている言葉があります。
講師の先生が言った私たちは発想とかアイデアとか、そういったものは教えられません。教えられるのはテクニックです。テクニックだけはしっかり教えますので皆さんに身につけてくださいという言葉。
それはすんなりと自分の腑に落ちました。それを学びに来たという思いがあり、最後まで受講を続けられました。

スクールの講義で特に為になったのは、ある種の縛りを与えられて書くということです。例えば「男と女、苦手なんだよな」と思っていても書かなければならない、一つの制約を与えられて書くというのが非常に勉強になりました。
もう一つ、これも後から知らないうちに身についていたと思うのが、とにかく書き続けるという力。書くためのマラソン力であり、常にコンスタントに書ける「地の力」が身につきました。
そして、自分が書いたものを同じ受講生に発表するゼミで得られたのは、他の人がどう捉えるかという客観性。
さらに志を同じくする仲間たちの存在が心を強く支えてくれました。
これらはスクールに通わなければ得られなかったものではないでしょうか。」

 

学校というものをとてもうまく使われたと思います。
私も説明会などで坂口さんがおっしゃったようなことを申し上げているのですが、独学ではなく、学校で学ぶ利点をうまく利用することこそ、プロへの早道かと思います。
シナリオ・センターを上手に利用されて、ステップボードにしてください。
4月、新講座が始まります。

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