伝統と新しさ
シナリオ・センター会長の小林です。今日はこれから、10月のTheミソ著倶楽部のおいでいただく福島さんのお芝居を見せていただきにいき、夜は橋田賞新人脚本賞のお話しを橋田財団の山崎プロデューサーの司会進行をさせていただくので、「表参道シナリオ日記」はちょっとご報告までで。ごめんなさい。
実は、昨日歌舞伎を見てきました。9月の歌舞伎座は、秀山祭9月大歌舞伎。古典を主体にやります。
秀山祭は、初代中村吉右衛門丈の功績と芸を伝承するために二代目吉右衛門丈が20年前に作りました。
私は、二代目が大好きで、人間国宝ですから芸のうまさはもちろんのこと、人間的にも素晴らしい方で大好きでしたが、2021年に77歳で亡くなられてしまい、とても残念で悲しく、歌舞伎界も大打撃です。
歌舞伎をご覧にならない方もテレビ「鬼平犯科帳」の鬼の平蔵だと言ったらおわかりになると思います。
今回は、夜の部に私の推しの仁左衛門丈が「沼津」をやるので夜の部に行きました。人間国宝、文化勲章保持者の仁左衛門丈は、今は同じ年代の役者さん達がどんどん鬼籍に入ってしまったせいでしょうか。若手に遺しておかねばと思っているように精力的に様々なお役を演じてくれています。今回Aプロ、Bプロで同じ役を仁左衛門丈と幸四郎丈がやります。幸四郎さんは、二代目吉右衛門丈から教わった型で演じます。歌舞伎の継承というのは、先輩から後輩へ、親から子へ孫へと繋いでいくのですが、そこにもまた新しい息吹が入っていきます。
先週お知らせした歌舞伎脚本募集が、新しいものを求めているように、古きものと新しきものが常に伴走していくのが伝統を創るということなのではと私は思っています。
シナリオも歌舞伎の伝統芸を通して、また新たな形を生み出していくのだと思います。
歌舞伎のみならず、コンクールは、あなた自身の力を色々な形で見せていくことができます。
色々なジャンルに挑むのも創作の楽しさだと思います。
今日の橋田賞新人脚本賞の講座で橋田財団の山崎さんは、「キャラクター」をしっかりと創ることを仰っていました。
どんなジャンルでも人間を描くことですから。










