想定
シナリオ・センター会長の小林です。昨日大きな虹がかかりました。雨上がりの虹のきれいだったこと。そのせいか、今日の表参道は爽やかな青空です。
でも、岩手県大槌町の山林火災は、雨が降ったのにまだ鎮火しないとか。
家が全焼した男性が途中から号泣されたインタビューをみて、なにもかも焼けてしまった無念はいかばかりかと自分事のように胸が痛みました。
財産だけでなく、日常の生活も大切な過去も、みんな灰になってしまうとはなんてひどいことでしょう。
それも自分はなにも悪くないのに、私だったら自分の人生を全否定されてしまった気になって病んでしまいそうです。
いつも思うのですが、災害が起きることは想定外ではあるのですが、どんなことが起こっても想定内にしておくというのが、国民を守る国の役割なのではないでしょうか。
災害大国の日本であれば、毎回いいますけれど、地震のみならず、噴火や山火事、大雨、大水などの河川の氾濫など等色々起きるわけで、そういうものを想定して、災害救援、その後の支援などきちんと整備しておくのが国の一番の役割だと思うのです。
そういえば、今回の山火事でのお上は、被災者の方々へのお見舞いの声掛けもなく、「関係者一丸となって対応を進める」だけでさっと終わり。国民のことを心配しているのだろうかと思うようなそっけなさに、違和感を感じます。
自分の国の災害にすら想像力のない人々が、勝手に武器を売るって、どういうものでしょうか。
武器を売った先には、何の罪もない人々の人生を抹殺することがあるわけで、しかもそれは想定外ではなく、誰がどう取り繕おうと想定内のことなのです。
想像力のない人は嫌いです。
他人がどうなろうと関係ないと思っている人に、人の生死を握る役割を持たせていることは、私の大の苦手なホラー映画以上の恐怖です。
御用邸
明日4月29日から5月6日までシナリオ・センターはゴールデンウイークのお休みとなります。
皆様は、どのようなご予定でしょうか。お休みの時は、ちょっといつもと違うところへお出かけするというのもよいかもしれませね。
実は、先週金曜日にお休みをいただいて、初体験スペーシア乗車。
日光まで、ちょっとこじゃれたソファに腰かけながらビール飲んでの電車の旅というのもなかなかでした。
日光といえば東照宮ですが、あまりの混みように横目で見ながら通り過ぎました。ゴールデンウイーク直近なら空いているだろうとの読みで出かけたのですが、読みは浅かった・・・(笑)
すると友人のひとりが、素晴らしいところへ連れて行くよと言い出したのです。
大正天皇の御用邸。今は日光田母沢御用邸記念公園となって、公開されています。
これがびっくりするほどの御屋敷で、お屋敷内を見学するのに足早にいっても小一時間はかかるほど。
建物は、江戸時代後期、明治時代、大正時代と三時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものだそうです。なにしろ、部屋数106部屋というのですから、驚きます。
日光出身の明治時代の銀行家・小林年保の別邸(私のじいちゃんではありません。念のため。(笑))に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部が移築され、大正天皇のご即位後、大正7年(1918)から大規模な増改築が行われ、大正10年(1921)に現在の姿となったそうです。
紀州家の部屋は梅だらけの武家屋敷で、明治に作られた小林別邸は初めて日本でできたガラスを使っていたり、大正時代はヨーロッパの文化を感じる輸入のガラスや絨毯、とそれぞれの時代の変遷がわかりやすく感じられる壮大なお屋敷です。
このお屋敷はすべてガラス戸なので、昔ながらの106のお部屋の雨戸を毎日開け閉めするのだそうです。雨戸の開け閉めにかかる時間、15人の職員の方を擁して40分かかるのだそうです。
お庭には季節ごとのお花が咲き乱れ、お屋敷を包み込むような大きな枝垂桜、杉の大木、池にはアオガエルの合唱、すばらしく風情があるのですが、そんなお庭の中にもいくつもの防空壕の出入り口が。戦争の影もしっかり残っています。
どんな気持ちで誰が防空壕に逃げ込んだのか。建物の修復は、お庭の手入れはどうしているのだろう。御用邸は幾人もの皇族の方々の暮らしを見てきたのだろう、どんなお暮しだったのだろうか、アオガエルの卵はみたのだろうか、桜の開花を、大きな芍薬の花をめでたのだろうか。この広大な屋敷に出入りした人々は。
そんなことを考えながら半日過ごしました。とても豊潤な時間を過ごした気がしました。
私のゴールデンウイークでした。
私のGWの目玉は、憲法記念日かな。皆様も創作のタネを拾いに出かけましょう。
5月7日にまたお目にかかります。よいお休みを。









