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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

やってらんねぇ。

祈り

3・11

シナリオ・センター会長の小林です。今日は多くのところで慰霊祭が行われたことと思います。先日6歳だった子供の遺骨が親御さんのもとに戻ったといいます。あれから15年、未だに2519人の方が行方不明です。
災害は、その時だけのものではありません。遺された人の想いは、いつまでもなくなることはありません。
決してなくならない辛い想いに被災者じゃない者は、思いを馳せなくてはいけないと思います。
それなのに、ブルーインパレスで、福島第一原発を福島上空から視察(?)して、廃炉作業の方々に「感謝と敬意のスモーク、届いたら嬉しい」なんて寝とぼけたことを平気で言えるお上の感覚にびっくりします。

しかも、新たな想定外が起きているにもかかわらずです。
10年以上経った今、原子炉を下から支える台座のコンクリートが消失、円筒形の台座(内径5メートル)の内側、高さ1メートルより下が鉄筋を残してごっそり失われていたことがわかったそうです。
専門家も考えられないこととか。
原子炉がメルトダウンを起こすと、溶けた高温の核燃料が原子炉の底を突き破って落下し、床のコンクリートや鉄筋を侵食することは知られていたのだそうですが、真横の壁のコンクリートが消えており、鉄筋が溶けずに残っているのも謎で、「今まで考えられなかった事態」。
原発の設計や事故時の対策で想定されてこなかった現象として、海外からも注目が集まっています。

こんな訳の分からない原発を、まだ安全といって動かそうとする、作ろうとする人の頭の中が、まったく理解できません。
15年目の今日、お上は、口だけでなく災害について心底向かい合ってほしいと思います。
一人でも悲しい人がでないために。いらぬ武器より災害対策を。

文化・芸術

国立映画アーカイブで「発掘された映画たち2026」(4/7~5/10)が開催されます。1917年の「なまくら刀」など6本の発掘されたアニメーション映画、発掘された教育映画「愛国美談 君が代」(1928年)「農村振興副業奨励 村の栄光」、発掘されたサイレント映画「突貫小僧」(1929年)他2本と、映画史を感じられる作品を見れるというのはすごいことですね。

日本は、素晴らしい文化芸術を持っていますが、いつも言っていますが、日本のお上は、教養が低いのか知性がないのかわかりませんが、文化・芸術に興味を持っていません。
大学だってそうでしょ。産学連携もいいけれど、大学4年間は教養や知性を磨く場所として、就活のための場所いしないで欲しい。
本当に、お金になることしか興味がないのでしょうか。

文化庁は、国立の博物館、美術館のうち、展示にかかる費用の4割以上を自力で賄えない館は、4年後に再編の対象になると決めたのだそうです。しかも10年後迄には国費に頼らないようにするようにと。
嘘でしょう。国が保護するべきことですよ。文化・芸術は、国を表現する大切な宝なのですから。
国立科学博物館が困ってクラウドファンディングをやったことは記憶に新しいですよね。
お上は、稼げない博物館、美術館に価値を見い出さないのです。情けない人たちばかりです。

映画もそうです。韓国は、映画や音楽は国策として、国が凄いバックアップしている。だから、世界中に売れているのです。
日本はねぇ~、一応映画は産業だと言ってはいるのですから、死に物狂いで世界中に売り込むために力を尽くしたらどうでしょう。いい邦画はいっぱいありますよ。

来週から、日本画家の下村観山展が、国立近代美術館で開催されます。
細部にこだわった超絶ものの観山の筆技を余すことなく見れるように、作品を拡大して鑑賞できるビクセンの4倍単眼鏡を会場で貸し出すのだそうです。貸出料金1台300円(税込)
頑張っているのですね、国立近代美術館も。
グッズも買ってあげなくっちゃ。(笑)

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