過去に学ぶ
シナリオ・センター会長の小林です。今日は「笑顔の日」なんだと出身監督の三島有紀子監督が新聞に書いていました。
「笑顔」というと最近は「作り笑顔」が浮かんじゃって、どうも頬がこわばってしまいます。
心からすべての人々が笑顔でいられるのが理想だけれど、せめて、これからの未来を担う子どもたちが笑顔で過ごせるようにしたいですね。私たち大人の務めだと思うのですが。
自民党の麻生副総裁は街頭演説で、『米国は世界の警察官を務める力はないと認めている。われわれの手で日本を守るしかない。いざとなったらやり返すという国民的合意も必要だ』と発言。
実力組織って戦争ができる軍隊にしたいということです。
高市首相も街頭演説で、「自衛隊を明記する憲法改正をやらせてほしい」と。
なんでこんなにも、戦争をしたいのでしょう。
無謀な戦いを挑んで、敗戦国になったことを忘れたのでしょうか。
戦争をしないと誓っている国、被爆国日本の日本憲法は、世界に誇る「戦争放棄」を掲げている素晴らしい憲法なのです。
若者よ、あなたは戦争に行きたいですか。戦いたいですか。人を殺したいですか。
戦争という名の元の大量殺人を私は許しません。人殺しに大義などひとつもないのですから。
グラミー賞 受賞者たちが受賞スピーチで、米国の移民・税関捜査局(ICE)による移民取り締まりについて、抗議の声をあげていました。
他のアーティストたちも「ICE OUT」と書かれたピンバッジを身につけ、抗議の意思を示しているテレビを見て、きちんと「NO!」を言えるアーティストたちは素晴らしいと思いました。
私は、声を上げないことに恥ずかしさを感じました。
誰も殺さない世界に、子どもたちは生きて欲しいです。
名作に学ぶ
月刊シナリオ教室2月号を読んでいたら、「新井一の誌上ライブ講座 はじめちゃんに学ぼう」というコーナーがあり「喜劇というもの」について新井が誌上講義を。
やはり新井はすごいと思いました。もちろん30年前に亡くなっていますから、引用はちょっと古いものもありですけれど、喜劇の描き方の技術、さすがです。映画の全盛期を支えた東宝の「駅前シリーズ」「落語野郎シリーズ」など喜劇を書いてきた脚本家だからでしょうけれど、ちゃんとコツがあるのです。是非読んでみてください。
どのドラマでもジャンルでも当たり前だけど、「シーン」が大切なののです。
笑いを取るというのは、生易しいものではありません。どういう「シーン」を描くことで面白くなるのか、その技術をひとつひとつ教えてくれています。是非読んでください。
「シーン」」の大切さを説いた逸話の一つに、平成元年に亡くなられた脚本界の大御所菊島隆三さんの葬儀の時の八住利雄先生の弔辞があります。
「菊島君、この頃のシナリオライターは楽に書くことばかり心がけストーリーや心理を安易に流すことはうまくなっても、全体を組み立てたり、ひとつのシーンを書き切ったりすることを怠ける奴が多くなったと、いつも君と話し合ったものでした。これからの若い人たちが君の遺したオーソドックスな技法によるシナリオを勉強して、本物を得てくれることを願っています。」
新井は、「安易に書き流すこと」「シーンを書き切らないこと」ではなく、きちんと映像になるところを選ぶところから考えることが大切だと言います。
シナリオは、二人以上の人物を登場させ、会話(セリフではありません)でストーリーと心理を説明してもシナリオらしく見えるので、気が付かないのだと言います。でも、本当のシナリオを書こうとしたら、そんな簡単なはずはないと断言しています。名作を読むことは、肥やしになります。菊島隆三さんや八住利雄さんのシナリオを読んでみてはいかがでしょう。
※参考「八住利雄 人とシナリオ」「菊島隆三 人とシナリオ」「菊島隆三シナリオ選集」












