フランスと日本
シナリオ・センター会長の小林です。先日「志の輔落語」にいってきました。吉例のパルコ正月興行で足掛け30年くらい続いています。約1カ月の公演をされるのですから大変なものです。
こちらはお気楽に、毎年楽しみに、年の笑い始めにしています。今年も大いに笑わせてもらい、活力をいただきました。
「笑う門には福来たる」といいますが、誰もが笑って過ごせる1年であって欲しいと願わずにはいられません。
この寒空に、おなかをすかせた子どもたちが世界中にたくさんいます。日本でも、戦争はないのに、食べられない子どもたちが増えています。
600億も自分たちのための選挙に使うなら、ちょっと国民に目を向けて、まずは、選挙に使うお金を食べられない子供たちに使って欲しいものです。
でも、国は何も考えてくれない。子ども食堂に来て「応援します」なんて宣うのではなくて、子ども食堂がいらない社会にするのが政治だと思うのですけれどね。ホント、ろくでもない。
フランスでは、スーパーマーケットが売れ残った食品を捨てたり廃棄したりすることを禁止し、そうした商品はフードバンクや慈善団体に寄付しなければならないという法律を世界で初めて作ったそうです。欧州連合すべての加盟国で同様の規則を採用することを目指しているとか。
食品ロスは世界的な問題になっている今、捨てるという選択肢がなくなることはいいことですよね。日本もやりましょう。
東京オリンピックでも、たくさんお弁当などが余って一部民間団体が引き取ったそうですが、165億円の食品ロスがでて問題になりました。お上は自分のお金ではないと平気でぞんざいに使い捨てるんです。
何かを活かす、直ぐに動くのはいつも民間、情けないことです。
国民の為に一歩も動かない、考える頭もないお上たち。せめて、国民の、人の金をつまらぬ選挙に勝手に使うな!と叫びたいです。
鈴木光司さん
18日日曜日は、156期シナリオ作家養成講座の説明会です。
創作を目指す方、お集まりください!!
シナリオ作家養成講座は、シナリオ・センターのメイン講座。シナリオの技術を余すことなくお教えする講座です。
でも、シナリオライターだけでなく、小説家もアニメライターも漫画原作者も戯曲作家も・・・700強の出身ライターが生まれているんです。なぜでしょうか?
先週土曜日に、出身作家の、文壇の松岡修造といわれるパワーマン鈴木光司さんがいらしてくださり、シナリオ・センターの後輩たちに大いに「喝!」を入れてくださいました。
鈴木光司さんは、あのパワーですから、「リング」をひっさげて、あっという間に世に出た感じがしますが、実は、基礎講座、本科、研修科、シノプシス科(当時はありました)、作家集団ときちんと進まれ、8年近くシナリオ・センターに在籍されていました。
ところが、鈴木さんは、シナリオを習いたかったのではなく、初めから小説を書くためにシナリオ・センターに入られたと言います。
何故か?自分が描いたものをたくさんの人に読んでもらって、小説家として通用する作品を描けているかどうかを知りたかったからだそうです。
色々な人に自分の作品を読んでもらって、批評を受けるかが大事だと思って、毎週欠かさず描いて発表されました。
毎週毎週、ゼミナール仲間は楽しみにしていて、他のクラスからも聞きに来たという鈴木伝説があるくらいで、あの「リング」はセンターで発表して生まれたんですよ。
そうなんです。ゼミの効用ってここなのですね。いかに多くの人に聞いてもらうかです。
作品を多く人に聞いてもらって、褒められるだけではなく、真っ向からの批判すらも受けることでもっと面白くしてやろうという気になる。
自己満足ではなく、他人に読みたいと思わせる作品へ向かうことができるのです。
もう一つ、センターで学んでいた理由。こちらは表現方法。
小説をシナリオ・センターで発表しだしたのは、シノプシス科、作家集集団になってから。
本科、研修科ではきちんと課題のシナリオを50本書いたそうです。
小説を書かずに何故シナリオを50本(約3年)書き続けたか。
小説を書く時、風景や登場人物が映像として浮かんでくる。これはこのシナリオを書き続けたから。そう、シナリオは映像が浮かぶように描くものですからね。
イメージを沸かせ、匂いまでも感じさせられる作品になったのは、50本のシナリオトレーニングが効いていると鈴木さん。
そして、作家・脚本家を目指す皆さんにエールをくださいました。
「人と同じことをやらない」常識に従わず、安全にしない。
リスクは大きくても自分の考えをしっかり持つこと、表現することは勇気がいるけれど頑張れと。
鈴木光司さんは、破天荒な方のようですが、きちっとツボは抑えていらっしゃる、小説家として必要なものをちゃんと知って学ばれた、だから魅力的な作品を生み出しているのですね。
新作「ユビキタス」もすごいです!
2026年、技術を磨くことだけでなく、自分らしさを、作家性をどう出すかが勝負です!!













