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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

今年もまた

創立55周年記念エリア

ありがとうございました

シナリオ・センター代表の小林です。2025年「表参道シナリオ日記」は本日で終わらせていただきます。
来春1月6日から、新たな気持ちで2026年「表参道シナリオ日記」を再開したいと思っています。

2006年から始めた「表参道シナリオ日記」、もう足掛け20年を経とうとしています。始めた時は、シナリオライターを目指す方々への応援になるような内容にしようと思って書き始めました。
それが、今や私の言いたい放題って感じになってしまって、なんだこれはと思われる方もいらっしゃるかもしれません。ごめんなさい。
年を経ていくごとにわかっていくこと、失っていくことがあるなと思います。
私は、全共闘時代の人間ですが、まったくのノンポリで、高度成長の申し子、中流生活にすっぽり満足して、なんにも深く考えずにただ楽しく若い頃を過ごしてきました。
そんな私が、今のようなブログを書いていることに自分自身でもびっくりします。
時の流れは、大きく生活も人も生き方も考え方も変化させていきます。
へらへらと楽しく生きていけた若い時と違って、自分の未来を考えることにもはや意味のない、先もない歳になってしまった私が、今未来を思うことはひとつ、これから未来を生きていく人のために何ができるかなのです。
書き始めた頃は、政治などについては一切関わらないようにしようと思っていました。
でも、日々生きていく中で、生活と政治がどれだけ密着しているかということを感じるようになり、下々のひとりとして、想いや考えを伝えていくことが大事だと考えるようになりました。

新井一は、戦争の体験者として、反戦を想いながら戦争に加担した身として、自分の想いや考えを伝える手段をすべての人が持たないといけないと実感しました。
それがシナリオ・センターの始まりであり、企業理念となっています。
「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」
シナリオを書くということは日記等と違って、こちらの想いだけでは成立しません。
アクションとリアクションを書かなければ、登場人物すべてのキャラクターを創らなければドラマが創れません。
相手のことを想像するところからドラマは生まれるのです。
自分の言いたいことだけを言うのではなく、相手を想像してコミュニケーションをとることこそ真のコミュニケーションが生まれます。

昨今のような混沌した時代では、何がどう変化していくのか予想もつきません。
だからこそ目を凝らして、耳を澄ませて、世の中を見据えていかねばならない、そして、自分がどう想い、どう考えるのかを整理し、表現していくことが大切なのだと思います。
人は皆違うのですから、色々な想いや考えがおありでしょう。
だからこそ、私は、自分と違う人の声もきちんとお聴きし、私なりの声をあげていきたいと思っています。
今年最後の「表参道シナリオ日記」をお読み下さりありがとうございました。
来年もご一緒にシナリオ作りを楽しんできましょう。

シナリオ・センターで学んでくださっていたゲッターズ飯田さんの「運がよくなる振る舞い」(プレジデント社)から来年に向けて。
・小さなことから始めてみる
・当たり前を見直してみる
・なんでも学びに変えてみる
・もうちょっとだけ頑張ってみる

運を引き込むには自分から動かないとだめなのですね。
佳いお年をお迎えください。

 

過去記事一覧

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