何度でも感謝
シナリオ・センター代表の小林です。2週間経って、やっと8割くらい創立記念パーティーの後片付けができてきました。
まだ、写真の整理とか記録とかが残っていますが、今月中には何とかなるかなぁと。
今日の会議は、創立パーティーの総括・反省会をスタッフとしました。
受け付けは、展示は、進行は、舞台は、動線は、お帰りはどうだったか、お客様に粗相はなかったか、逐一チェックして、60周年に向けて、今から心構えをしています。
もっとこうしておけばとか、反省点は色々出てくるのですが、それでも、みんなであれこれと話していると当日の盛況な会場を思い出して、ちょっとあの秋の一夜の快感(ちょっといやらしい?)に浸ってしまいました。
本当に皆様のお力添えがありがたく、感謝の気持ちは日が経つにつれ、薄れるのではなく強く感じられるという不思議な感覚を味わっています。
また、5年後に向かって頑張っていきたいと思っています。
今一度感謝です。ありがとうございました。
野間出版文化賞
野間出版文化賞に、世界的ヒットとなった小説「BUTTER」の柚木麻子さんが受賞されました。
おめでとうございます。
「野間出版文化賞」は、「出版の再発明」をめざす講談社の創業110周年記念事業の一環として制定され、書籍・雑誌などの従来の出版の枠にとらわれず、出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体などを顕彰しています。
柚木麻子さんの小説「BUTTER」は、英国の文学賞「ブリティッシュ・ブック・アワード」のデビュー・フィクション部門受賞)を受賞され、イギリスでは100万部の売り上げを誇っています。
多様性、ルッキズム、ジェンダー平等、孤独を満たしたい男性の欲望と女性の怒り、そして絶望がまざまざと浮かびあがってくるところが、イギリスではフェミニズム小説として高く評価されました。
そんな日本の小説が世界で認められたことが受賞の大きな要因なのかもしれませんが、私は常に、柚木麻子さんの小説の魅力は、彼女の考えをきちんと打ち出しているところです。
「らんたん」「オールノット」「本屋さんのダイアナ」「ナイルバーチの女子会」「マジカルママ」「あまからカルテット」「ランチのあっこちゃん」等々、思いつくまま書きましたが。どれもこれも痛快。変な言い方ですが女性として(区別はしてはいけないかもですが)勇気を持らえるのです。
どの著書にも柚木さんのひるまない勇気が立ち込めていて、私は大好きな作家です。
出身ライターの方がこうして多くの方々に賞讃されるのを観ることは大きな喜びです。
今夜は、出身ライターの土橋章宏さんと弊社の新井一樹が、新宿のブックファーストで「物語のアップデート術『シナリオ・センター式物語のみがき方』からひもとく土橋章宏の創作のリアル」と題して対談が行われます。
土橋章宏さんは、「超高速参勤交代!」で有名ですが、これは城戸賞を受賞した作品です。でも、映画化の声がかからず、土橋さんは、まず小説にしてと一人で売込みを初めました。
その頑張りが小説化になり、ベストセラーになったら、映画化に進み、大ヒット飛ばした・・・鮮烈なデビューを果たした土橋さんは、小説に映画にテレビドラマに、今やヒットメーカーとしてご活躍ですが、その物語のつくり方アップデートの仕方をお聴きできるので、今からでもお出かけください。
https://zoom.us/j/95154065821?pwd=TpEWVGXpZbvLFdxnb1GVEWzLa8Vu26.1













