穴
シナリオ・センター代表の小林です。蒸暑い表参道です。一体いつ終わるんでしょ、夏は・・・とおいでになる方々が、口々におっしゃるほど。本当に終わりのない夏になってしまいました。9月は秋のカテゴリーにはもう入らないのでしょうね。
今日、国土交通省が腐食や亀裂などにより「原則1年以内の速やかな対策が必要」と判定された管路が72キロ、「応急措置をした上で5年以内の対策が必要」と判定されたのが225キロあったと発表しました。
今も生々しく思い出す埼玉八潮市の陥没事故。陥没に巻き込まれてしまった運転手さんのことを思うと今尚胸が痛みます。
想像だにしませんものね、当たり前に走れると思っている道路が急に陥没する、それも小さな穴ではなく、トラックを呑み込むほど。
でも、これって、本当に誰も想像しなかったのでしょうか。
誰一人国土交通省とか自治体、道理管理や下水道管理しているところでは、全くわからなかった、感じなかったのでしょうか。
ちょっと前には調布の住宅地での陥没もあったし・・・。
今回の発表は、八潮の運転手さんの尊い命がきっかけです。
下水道は自治体の管理なのですね、速やかな対処をとのことですが、大金持ちの東京都以外、自治体は火の車のところばかりで、続く災害の対処もできていないほどですから、速やかに動くような気が全然しません。
しかもこの気候、驚くような今までにない事態がいっぱい起きているのですから、もっと大きな陥没や下水道の破損などが起き得ますよね。
ここは国が、役に立たない軍備にお金を回さずに、人々の暮らしを守るのが第一ではないでしょうか。
総裁候補のおひとりが「私のすべてをこの国に捧げる」とか言っていましたけど、捧げるべきところは、3億も4億も裏金移動に血道を上げることではなく、下々の命に関わることを頭においてほしいと願ってやみません。
つながり
この蒸し暑い中、嬉しいふたり連れがおいでくださいました。
出身作家の大山淳子さんと在籍ライターの丹保あずささん。
なんで、このおふたりがご一緒においでくださったかというと、なんと大山淳子さんが久々にテレビドラマを、丹保さんとご一緒に描かれたからです。
ドラマは「御社の乱れ正します。」(BSTBS)
このドラマはパート2で、丹保さんは1回目も執筆されており、大山さんはパート2で初めて入ったということなのですが、シナリオ・センター出身同志とわかった途端、とても安心できたとか。
大山さんは、初めての登板で緊張していたけれど、丹保さんがシナリオ・センターの出身と知って心強くすっかり気持ちが大きくなったと。
丹保さんは、大山淳子さんはシナリオ・センターの先輩ということを前から知っていたので、ご一緒できたことがすごく嬉しかったと。
最近は、連ドラを単独ではなく何人かでということも多く、センター同志というのは結構多いのですが、どなたも、おふたりのようにお互いに安心感をもたれるようです。これが、シナリオ・センターの赤い糸、繋がりなのかもしれません。
今10月期も、わかっているだけで、青塚美穂さん,阿相クミコさん「25時、赤坂で Season2」(テレビ東京)、おかざきさとこさん,桐乃さちさん「君がトクベツ」(TBS)、東 ゆきさん(原案・脚本他),綿種アヤさん,阿相クミコさん,川村庄子さん「推しが上司になりまして フルスロットル」(テレビ東京)、政池洋佑さん,木江 恭さん「死ぬまでバズってろ!!」(MBS)、政池洋佑さん,阿部沙耶佳さん「晩酌の流儀4」(テレビ東京)
気持ちが通じ合えば、いいホンが描けます。出身ライターの皆さんの故郷でありたいと思っている私として、出身ライターの皆さんが、つながってくださることはとても心強いです。
10月24日の創立パーティーで、より一層皆さんが親交を深めて下されば嬉しいなと思っています。