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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

やれること

川端龍子画「香炉峰」

考える8月

シナリオ・センター代表の小林です。今日の表参道はちょっと涼しく、台風の影響でしょうか。津波が来たと思えば台風が来る、次々色々なことが起こります。
くれぐれもご安全にとしか言いようもない毎日ですね。

今日は8月1日、8月は、戦争と向き合う月だと思っています。
戦後80年、もうほとんどの方が戦争体験者ではなくなりました。
被爆者の方も少なくなり、ノーベル平和賞をいただいたことは継承する意味でも大きな意義があったかと思います。

戦後80年経った今も、戦争体験をされた方がPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされているというお話しを聞き、戦争の傷跡を、戦争を知らない私たちは軽く考えすぎていると思いました。
知り合いのお父様は、亡くなる数年前少し認知症が入ってきたためか、散歩にいっては、色々なものを拾ってきて、戦友の遺骨だと言って庭に埋めていらしたそうです。
ビルマからの数少ない生存者のお一人でしたが、戦争中のことは一切語らなかったそうです。どれだけ心の中に貯めていらしたのかと思うとそのつらさは想像を絶します。

核兵器保有すべきと平然と言い切る議員が参議院に当選しました。
広島・長崎、唯一の原爆被爆国日本だというのにです。
2051年には廃炉完了とうそぶく人たちが新たな原発を創ろうとしています。
福島に880トンのデブリがまだあり、現在0.9グラムしか出せていないのですから、単純計算しても136億年はかかるのだそうです。
どうしたら、こんな大きな嘘がつけるのか、どうしたら被爆国日本で核保有を声高いえるのか、その神経を疑います。
8月は、式典をはじめ、色々戦争のお話しや映画、ドラマ、小説なども見聞きすることができる月です。
戦争とは、それぞれが一度しっかりと向き合っていくべきことではないかと思っています。

企画のたまご大賞

シナリオ・センター創立55周年を記念して、誰でも参加できる特別企画ができました。
創立55周年記念『企画のたまご大賞~3行ストーリー+トップシーンで唸らせる~』
『企画のたまご大賞』は、過去に実施した『3行ストーリー大賞』と『トップシーン脚本大賞』を掛け合わせて、3行ストーリーとトップシーンのおもしろさで、最優秀賞と柏田賞、そして萩原ちゃん賞を決めようというものです。
今回も作家集団の柏田講師と出身ライターの萩原恵礼さんを審査員に、8月29日(金)19時30分~(60分程度)に、YouTube配信にて最優秀賞と各賞を決めていきます。

猛暑でもちょっと頭を冷やして考えてみれば、どなたでも参加しやすいコンクールだと思います。
売れる企画、売れるシナリオは、一言で表すことができると言います。授業でも、3行ストーリーで言えないシナリオは魅力がない、面白くないよとお話ししていますね。
今回のコンクールは、企画の面白さをアピールする3行ストーリーに加え、出だしだけでワクワクするドラマを予感させるのが「トップシーン」をつけます。しっかり魅力を伝えられるはずでね。

『企画のたまご大賞』の参加方法は簡単です。8月18日(月)20時30分までに3行ストーリー+トップシーンを投稿してください。詳細は公式ホームページで。
「3行ストーリー」と「トップシーン」で、あなたの企画の魅力をしっかりアピールしてください!!

本日19:00からのTheミソ帳倶楽部は「企画のタネ第二弾~刑事編~」あのサリン事件も担当された警視庁刑事部産技官に、警察組織、捜査についてなどさまざまなことをお聴きしていきます。オンラインでも聴講できます。今からでもどうぞ。

 

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