大暑
シナリオ・センター代表の小林です。今日は二十四節気の大暑、全国的に暑いはずです。釧路でも31度とか、なんだかなぁ。
これからが夏本番ですが、もう十分暑さは堪能したので(笑)、もういいです、終わって欲しいと思ってしまいます。
選挙が終わりました。
結果に喜んでいる方もガッカリしている方も色々ですが、私は、ガッカリ組ですかねぇ。
選挙前から期待はしていませんでしたが、今回の選挙は、物価高の問題より排外主義が中心だったように思います。
私は、好き嫌いはそれぞれの気持ちですから仕方がないとしても、人は誰一人同じではないのですから、みんな違ってみんないいとずーっと申し上げてきました。
人は皆違うと思えばもう一歩踏み込んでみえてくることがあるかと思います。
全てのものごとには正解はありません。その正解をそれぞれ違う考え、想いの人たちが、お互いに探し合うことが大事だと思っています。
人を差別することはもちろんですが、自分と違う意見の人を反日とか非国民とか言って、相手の言葉に耳を貸すことなく排除しようとすることは一番いけないことだと思うのです。
それにしても、物価高、国民の窮乏は収まりそうもありません。
消費税についても、給付金についても、どの党も違うので落しどころがないようにみえます。
選挙の時だけ、平身低頭して、当選したらすっかり先生気分議員は、今からでも、イヤ今すぐにやめて欲しい。
国民の為に、党利党略ではなく、しっかりと議論して国民の為に動いてほしいのですが・・・。
熱のこもったため息しか出ない大暑です。
ブラック・ショーマン
先週土曜日、出身ライターの橋本夏さんが、Theミソ帳倶楽部においでくださいました。
橋本夏さんは、「 119 エマージェンシーコール」や9月12日公開の「ブラック・ショーマン」を描かれています。
シナリオS1グランプリで受賞され、ライターズバンクでデビューされ、現在活躍されている脚本家という、シナリオ・センターのコースを見事に体現してくださった方です。ありがたいことです。
今回は、シナリオS1グランプリの最終審査員であり、かつ橋本さんの研修科クラス担当の浅田講師が色々とお話をお聴きしました。
「 119 エマージェンシーコール」では、朝から次の朝までという24時間勤務を描いているので、時間経過の出し方が難しいものでした。
外観を入れたり、通報内容でみせたりと、時間経過をおろそかにせず描かれ、プロデューサーの方々の評価がとても高かったとお聞きしています。
またシャレードの使い方もうまく、浅田講師の一番のお気に入りは、片寄っているお弁当と片寄らないお弁当を使ったシャレード。
事実、消防士さんはほぼ毎朝走っていらっしゃっていて、コンビニに行く間にも何か事故が起こるといけないので、殆どお弁当持参なのだそうです。
それを橋本さんは、上手に使っていらっしゃる。
いつも走ってくるから片寄っているお弁当なのに、落ち込んで走ることもできずに来たのでお弁当がきれいなまま。
人間の気持ちを見事に表しています。
うまいですよね。シナリオ・センターがお教えしている技術をとてもうまく使っていらっしゃる。
また、キャラクターをしっかり作りこむことをしていらして、「こういう場合だったら、どうする?」というのがわかかるように履歴だけでなく、しっか人物像を作りこむのだそうです。
これは、向田邦子賞を受賞された兵頭るりさんも同じことをおっしゃっていました。
そうすると貫通行動がきちんとできるのですね。
活躍されている出身ライターのお話しをお聴きすることは、勉強になることはもちろん、勇気づけられもします。
創作は自分だけの世界で作れることはありません。
色々な方の作品やお話をを見聞きしながら世界を広げて、たくさんの方が喜ぶ作品を創ってください。