素人
シナリオ・センター代表の小林です。先日、元警察の方から、闇サイトなど最近の犯罪は素人化しているので殺人まで行ってしまうというお話を聴きました。プロの泥棒は、袋小路の家には入らないとか留守を狙うとか盗みのテクニックを持っていたから、殺人までは起こさなかったが、今はすぐに強盗殺人になってしまうと。素人は殴るにしても脅すにしても加減がわからないし、自分が怖がっているからだそうで・・・。なるほどなぁと思いました。
そうお聴きすると、官僚も国会議員もジャーナリストも素人化しているからろくでもないのだと納得がいきました。
だって、赤木さん事件でも、財務省は2017年当時に理財局の指示で応接録を廃棄しています。
そして「国会での質問につながる材料を減らすことが主目的だった」と述べています。
国に関わることを政治家のために簡単に破棄するって犯罪だとは思わなかったのでしょうか。
加藤財務大臣は、欠落部分は「政治家関係者に言及しているものが多くを占めていると推認される」と説明し、そこまで言いながら再調査をする意思はないと答弁。なんじゃそれ?
いやいや、これがわかったのなら、ちゃんと官僚を呼んでなんで破棄したのか訊かなくっちゃいけないし、尋問するとか、再調査するのが当たり前じゃないですかね。
これって犯罪、国家的犯罪だと思うのですが平気でいられるのは、官僚も国会議員も検察もみーんな素人でな~んにもわからない人達だからに違いありません。
追及もできない報道ももちろん素人集団。であれば、皆、辞めていただきたいですね。
こんなまともなことがわからない人に国を任せるなんて、他人の税金を使わせるなんて、ゼッタイ阻止したいです。
橋田賞新人脚本賞
5月10日は、橋田壽賀子さんのお誕生日、今年は生誕100年という記念の年にあたりました。
いつもお誕生日に「橋田賞」の授賞式があり、今年は特に盛大に行われました。
橋田賞新人脚本賞は、入選はありませんでしたが5名の方が受賞され、4名の方がシナリオ・センターの方でした。
1時間ドラマ
佳作 「シニアの居場所」 松山富江さん
佳作 「遠くから来た客」 今泉紗弥さん
1時間ドラマは、松山富江さんで佳作を受賞された「シニアの居場所」が、放映にはなりませんが、三田佳子さん、岩崎加根子さんらベテラン俳優によるアクターズチェック(プロによる本読み)が行われ、後日配信されます。
このアクターズチェック、三田さん、岩崎さんが「わかる、わかる」とシニアの気持ちを演じてくださったり、石井ふく子さんからダメ出しを受けたり、放映よりも充実した勉強になったようです。
短篇は、
入選作 「おまけ」 日比谷祐希さん
「よいおとしを」 青山ユキさん
「素直になれなくて」 不動里美さん
日比谷祐希さんの「おまけ」が放映作品として、三田佳子、船越栄一郎さんの主役で作られます。
すごい大御所俳優の方々に演じていただけるとは、嬉しいですね。
今年もまた6月から募集があります。テーマは「家族」今から練ってくださいね。
ちなみに第33回橋田賞は
作品部門「虎に翼」(NHK)/「カンブリア宮殿」(テレ東)
脚本賞 宮藤官九郎さん(「不適切にもほどがある」「新宿野戦病院」「終わりに見た街」において)
俳優賞 阿部サダヲさん、伊藤沙莉さん
橋田賞 池上彰さん
新人賞 河合優実さん/奈緒さん/松本若菜さん
野村昭子賞 草村礼子さん
橋田壽賀子生誕100年記念特別賞 「連続テレビ小説」
橋田壽賀子生誕100年記念特別賞 石井ふく子さん
おめでとうございます。天国で橋田さんが拍手されているようです。