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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

結婚しようよ!

シナリオ・センター代表の小林です。シナリオ・センターの50メートル四方に美容院が何軒あると思いますか?少なく見積もっても10件はくだりません。表参道って、本当に美容院の街です。
センターの真向かいは工事中ですが、ガラス張りの外観が見え始め、「また、美容院かなあ」「ブライダルっぽい」と事務局で噂していました。
本日新たな情報が。どうも、カフェができるらしい。事務局一同、「やったあ!!」
もうすっかり、センター専用にしてしまおうという勢い。() 

センターの周りは、美容院についでブライダル関係も多いです。
お隣は、青山セントグレース教会。最近では、シナリオ・センターの目印になっちゃいました。()
通り渡るとアニヴェルセルでしょ、青山アンジェ教会、青山サンタキアラ教会、衣装屋さんも、ダイヤモンドホールとか結婚式場に、レストランウエディング会場も、うーん、きっと美容院に次いで多いかもです。
ま、きれいになることも、結婚することも、幸せにしてくれる。表参道はHAPPYな場所なのです。

 八ピーウエディング

HAPPYな映画を観てきました。出身ライター国井桂さん脚本のその名も「ハッピーウエディング」
この映画、実はブライダル会社が創ったいわばPR映画に近いもので、一般公開もされるようですが、ブライダル業界で主にみせていくために創られたようです。
いわば、業界のための注文仕事。
結婚式がどんなにご当人だけでなく廻りを喜ばせ幸せにするか、ウエディングプランナーがどんなにやりがいのある仕事なのか、ある意味、業界に必要なお決まりのことを全クリアして、なおかつエンタメとして面白くしなければなりません。
実のところ、結婚からは全く縁のなくなった私としては、あまり関心はありませんでした。
と、ところがです。この映画はめちゃくちゃ感動的。
それぞれのエピソードが笑わせて、泣かせて・・・。会場で男泣きしている人、みちゃいました。()
国井桂さん、うまい!!見ている人がみんなハッピーになる映画に仕上げていました。私も結婚したーい!!
 

なんで、面白くかつ感動的なのかというと、基本に忠実に丁寧に作られているシナリオなのです。
まず、キャラクター作りがすばらしい。主役の新米ウエディングプランナーだけでなく登場人物それぞれが粒立っているのです。
たぶん、色々な注文があっただろうなと推察するのですが、それをうまーくドラマにして、人生には数々のドラマがあるよって見せている・・・さすがです。
 

映画でもテレビでも、もちろん注文仕事です。シナリオライターが好き勝手に書けることでもありません。
でも、どんな難しい注文でも、「人間を描く」その一点をしっかりと頭に胸に置いておけば、単なるストーリーに流れずに面白くできるのだと思います。
あえてストーリーを排除している20枚シナリオは、そのためのものです。

過去記事一覧

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