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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオの発想はどうやって生まれるか。

シナリオ・センターの小林です。昨夜、三國連太郎さん最後の「釣りバカ日誌20ファイナル」をテレビで観ました。
最後のところで、カーテンコールのように、レギュラー登場人物が出てきました。
1988年から始まった映画ですから、ファイナルの2009年で21年、三國連太郎さんは、もちろんですが、谷啓さんなどもちょっと体調を崩されている感じで、歳月を感じました。 

 20130910

新井が書いていた駅前シリーズや、寅さんもそうですけれど、長くやっていくというのは並大抵なことではありません。
新しいネタも大事ですが、いい意味でのマンネリを作っていかないと観客は納得しません。
いいマンネリって、一番難しいですよね。

そんな「釣りバカシリーズ」の監督をされていた朝原雄三監督を12月12日、ミソ帳倶楽部にお招きします。
「釣りバカシリーズ」のお話もしていただけるかと思いますが、12月14日公開の「武士の献立」のお話をしていただこうと思っています。
「武士の献立」は、「武士の家計簿」が大ヒットだったので、武士シリーズの第2弾ということでしょうか。
新たなシリーズ化も考えられているのではと勝手に推測しているのですが、「武士の献立」がヒットすれば、本当になる気がします。(笑)
「武士の献立」は、上戸彩さんがとても評判がいいです。
あの半沢直樹での妻で見せた理想の妻像を、またまた見せてくれます。
そういえば、半沢直樹の故郷は金沢、「武士の献立」は加賀藩となんだか因縁を感じます。(こじつけ?(笑))
今年最後のミソ帳倶楽部を締めるには、素敵なゲストでしょう。
脚本を担当している柏田講師が、自ら聞き手となって、監督の根っこに迫ります。 

 世界展

企画って、どうやって発想するのでしょう。
「武士の家計簿」も「武士の献立」もいわゆる小説の原作ではなく、ノンフィクションから生まれてきたものです。
色々な発想を生むためには、どんなときでもアンテナを張り巡らし、西に面白いイベントあれば、行ってアイデアを頂だいし、東に感動の話があれば、行って自分のネタにしようとし・・・くらいの貪欲さが必要です。
科学ドラマ大賞の授賞式も行われる日本科学未来館でも、面白い企画展を12月7日から来年5月6日まで行います。
題して、「~極める日本!モノづくり~世界一展」です。
日本の技術力は、世界一と言われます。
その伝統の技から現在のハイクオリティな技術まで余すところなく、日本で生まれた「世界一」が展示されます。
世界でナンバーワン、オンリーワンの価値を持つ技術と文化・・・受け継がれる「心」と「技」、日本の誇りを知るいい機会です。

それは、シナリオのアイデアの宝庫でもあります。
色々なことを見聞きし、ミソ帳を膨らませていきましょう。 

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