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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

情報収集が大切

シナリオ・センター代表の小林です。心配が本当になって、熊本では土砂崩れが・・・。まだまだ降り続く雨に、家にも外にもいられない方々はどうされていらっしゃるのでしょう。
首相始め議員の皆様には選挙運動より、災害地のボランテイィア運動をしていただきたいですね。口ばかりではなく、現実と向き合えるチャンスです。

色々なことを見聞きすることは、誰にとってもとても大事なことです。
サマーセミナーでは、実際に見たり聞いたりすることでドラマを魅力的にしようとシナリオハンティングに出かけてもらいます。
脚で調べると昔から言われていましたが、昨今はネットでほとんど検索できるので、それだけですべてを知った気になってしまいがちです。
実際に見る、聴くのでは全く違います。そういえば、4月のヒットドラマ「99・9刑事専門弁護士」(TBS)でも主人公は必ず自分で見て聴いていましたね。
自分の目で耳で感じることをミソ帳に書いて、引き出しをいっぱい作りましょう。 
大宅壮一文庫

情報収集の場所として有名な「大宅壮一文庫」が存続の危機に陥っているそうです。プロの情報収集場所として、国会図書館より多い77万部の雑誌で有名な大宅壮一文庫。評論家の大宅壮一さんが生前集めた資料が保管され、多くのジャーナリストが利用してきました。(一般の方も利用できます)

大宅壮一さんはご存じだと思いますが、1960年代から活躍された辛口の評論家として世の中を動かしてきた方で、「一億総白痴化」は時の流行語となりました。娘さんの大宅映子さんも評論家として活躍されています。
大宅壮一さんは、シナリオ・センターのHPにも登場しています。
昭和32年、テレビの普及をみて「一億総白痴の箱」とテレビを揶揄された大宅壮一さんは、「シナリオを書けば、想像力、考える力、見る目、社会の目がつき白痴にはならない」という新井一に「君は、一億総シナリオライター化をめざせ」と激励してくれたのでした。その激励があったからこそ、シナリオ・センターが生まれたのです。

大宅壮一文庫が存続の危機に陥った原因を、評論家の柳田邦夫さんは「『こういう情報はなぜでたんだろう』とか『その情報をもとに時代をどう見たらいいのだろう』とか、そういう“考える力”っていうのが、今の時代、あまりにも情報検索が容易であるがゆえに奪われていると感じています。私は今のネット社会、パソコンやスマホの大流行は“第二次一億総白痴化”ではないかと言いたい」とおっしゃっています。
確かにそうですね。しかも知ったつもりになってしまって、他へも垂れ流してしまうことも怖いです。

常日頃、大宅壮一さんは「1つの情報1個をうのみにするんじゃないぞ、縦、横、斜めから見て、色々な情報も集めて、それを自分で咀嚼して自分の意見にしろ。自分で読み取って判断する力が大事なんだ」とおっしゃっていたそうです。
今、様々なことが変わり目の時代、選挙を前に、こうした判断力を育てることはとても大事ですね。

ドラマを描くことは、様々なキャラクターを作り、色々な考え方、想いを知らなくては書けません。
シナリオハンティングをして、ネットだけではなく、大宅壮一文庫で調べてみる、そんな中から生まれたあなたのドラマは必ず魅力倍増となることでしょう。
サマーセミナーの締め切りは、7月5日です。

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