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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

願わくば・・・

シナリオ・センター代表の小林です。昨日、義母を見送り、ひとつ肩の荷を下しました。私事で恐縮なのですが、義母の告別式の日に、義母の孫あたる姪が、女の子を出産しました。まさに生まれ変わりのような誕生に、親族一同喜びはひとしおでした。一つのドラマが生まれたかんじです。

 花の下で

先ほど出身ライターの坂口理子さんが、戯曲講座のためにチラシを持ってきてくださいました。
今日から始まる戯曲講座には、特別に稽古場見学がついています。
それは、坂口理子さんが書かれたお芝居がちょうど12月に上演するとお聞きしたので、渡りに船とばかりお願いをして、稽古風景を見学させていただくことにしたからです。
せっかく戯曲を学ぶのであれば、書く技術のみならず、現場はどんな風にして動いているのか、どのように役者さんが演じ、演出家が広げていくのかをつぶさにみることで、おのずと客観的な、俯瞰的な視点を得ることができるのではないかと考えたからです。
通しの立稽古からみせていただきます。


演目は「花の下にて」1211日(木)~14日(日)東京芸術劇場シアターウエストで上演されます。
立稽古から本番ではどのように変わったか、変わらなかったか、稽古見学をされる方は、演出家の言葉、役者の動きに注意しながら拝見するといいですね。その上で、本番を見ると、ご自分の戯曲に生かすことができると思います。
今回は居合いも見ものだそうです。
私は、「かぐや姫の物語」を書かれた坂口さんが、西行の「願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の望月の頃」の歌から、どのように発想されたのかをとても楽しみにしています。
チケットはテトラクロマット公式サイト
http://tetrachromat.net/または、東京芸術劇場ボックスオフィス0570-010-296
シナリオ・センター事務局でも受け付けています。
 

受講生の方から「オール読物」12月号の特集「新人賞のススメ 小説家になる方法」の中で、浅田直亮講師の「いきなりドラマを面白くする シナリオ錬金術」(言視舎刊)が、小説家を目指す人の良書として「ユニークな例え話で面白い物語り作りのコツが語られており、物書き初心者にも優しい一冊です」と紹介されていることを教えていただきました。

そこには、センター出身の沼田やすひろさんの「超簡単“売れるストーリー&キャラクターの作り方」(講談社刊)も「大勢の心を揺さぶる魅力的な作品の多くが内包している物語構造を体系的に示してあり、プロット作りで悩んでいる方にお勧めです」と紹介されていました。

いまや、シナリオの技術は、小説に応用できるということを多くの方々がわかってくださっているようで、嬉しいです。 

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