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「原稿用紙への書き方」がなんで大切か。そこに映像描写をするヒントがありました。

シナリオ・センターの新井です。

最近の愛読書は祖父新井一の『シナリオ虎の巻』ですが、読めば読むほど新しい発見があります。
今日は原稿用紙の書き方について触れている部分。
シナリオ・センターは基礎講座(シナリオ作家養成講座、シナリオ8週間講座、シナリオ通信講座 基礎科)の一講目は、「原稿用紙への書き方」です。かなり初歩的な部分からはじめるなぁと思われるかもしれません。ですが、ふか~い理由がありました。

※※『シナリオ虎の巻』より※※

私が原稿用紙は正確に書きなさいというのは、自分の頭に浮かんだものを正確に伝えるという機能のほかに、もう一つ大事なものがあるからです。
みんなそれを見逃しているのです。
それは、このマス目の中に、こうした約束で書かなければいけないといった時に、はじめて発想ができるのです。
発想は、自然にわいてくるものではありません。
「映像で描く」という制限の中でシナリオは生きてくるのです。
柱を的確に書けというのは、頭の中に枠としての絵柄をとらえろということにほかなりません。

『シナリオ虎の巻』(言視社p38より)

制限こそが、発想の源というのは、確かにそうですね。
「自由に何でもしていいよ」といわれると、何をすればいいかわかりませんが、「2時間鎌倉で好きなように過ごしていいよ」といわれると、あれはできそか、できなそうか、これはできるかできないか・・・いろいろな発想が確かに出てきます。

制限を使って発想を自由に広げる。

禅問答のようですが、なかなか的を得ているのではないかと思います。

 

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