menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

河口湖にも道ができ始めた。

219日、シナリオ・センター代表の小林です。河口湖もやっと車一台が通れる道ができたそうです。

除雪

 帰宅困難者のみなさんも、9割がた昨日お帰りになり、今日中には全員帰宅できるのでは・・・と、本日、河口湖観光課の方からメールをいただき、ちょっとだけホッとしました。
まだ映画祭のことまでは無理のようですが、ちょっと山を越えたかなとのことで、本当にお疲れ様です。
でも、まだまだ市民の足は確保できていなくて、家から出られない方もたくさんいらっしゃるとのこと、大変なお仕事はまだまだ続きそうです。


そんな現地の様子をお伺いするたびに、怒りに燃えております。
後手後手に常に回る政府の対応は、お上が、私たち国民を人として思っていないように思えます。
あの戦争の時と同じように、ただの員数でしかないように思えるのです。「わずか100人の人が困っているだけじゃん。」みたいな。
それは、何万何千人になっても同じだと思います。

将棋の駒のように、これはあっちに、これはこっちへと動かせる荷物として、動かしたあのときが、今もなお続いているのだと、東日本大震災以降すごく思うのです。

8090歳の瀬戸内さんや澤地さんがご心配されているのは、そういうことなんですね。
新聞の投書などを読んでいても、今の日本を心配されているのは、70歳以上の方が圧倒的。
あの頃の体験から、ひしひしと感じられているのでしょう。軍靴の音を。
経験のない私たちは、真摯に先人の方々の声に耳を傾けなければいけないと思います。

 

佐久市の市長さんがツイッターの写真をみながら、どんどん災害対策の指示を出して称賛されていいらっしゃいました。
なるほど、ツィッターもこういう使い方があるのだと感心しました。
とはいえ、文明の利器だけでは解決できないものがたくさんあります。
他人(ひと)に想いを馳せる・・・人間だからこそできることです。
災害が起こるたびに思いを新たにするのですが、常日頃大事にしていたい、たくさんの方に声を大にして届けたい。
想像力をひろげましょう。人間のクズにならないために。

想像力は、他人を想う心です。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ