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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

ソーシャルゲームシナリオが今断然面白い。

シナリオ・センター代表の小林です。ライターズバンクの中でも、ゲームシナリオのオファーが一番と言っていいくらい多いのに、ゲームのゲの字も知らない私。ただただ反省です。

 ゲーム ボーイフレンド(サーバーエージェント・大人気のボーイフレンド)

昨夜は、私の一番苦手なソーシャルゲームの無料公開講座でした。
実のところ、私が主宰しているライターズバンクへいただくオファーの中で、昨今飛び抜けて増えているのがゲームシナリオのご依頼なのです。
ゲームシナリオといっても様々なジャンルがあり、ジャンルによっても、制作する会社によって作り方が、いささか違うのでよくわからないままご依頼を受けさせていただいていた帰来がありました。申し訳ございません。
なので、私も真剣にきかせていただきました。

 今回お話ししてくださったのは、㈱パクレゼルヴの川本さんとサイバーエージェントの矢内さん。
ゲームに関わる人員のお話から、どのように作られていくかを丁寧にお話してくださいました。
クオリティの高いものを求めているというのは、色々な会社の方からもお聴きしていますが、ゲームが求めるクオリティってどんなものだろうと漠然としていました。
恋愛ゲーム(乙女ゲーム)なら、シュミレーションゲームとして、恋愛状況の変化にきちんと対応して、実際の恋愛を反映させた実感できるものでなければいけないのだそうです。
アドベンチャーゲームなら、いくつかの選択肢を用意して仮想的な体験を作れるテクニックが必要なのです。
そのためには、ドラマと同じようにキャラの履歴作りも大事になります。
恋愛ゲームであれば、どんな言葉でプロポーズするのかも考えておきたいとか。
誕生日、身長、体重(私はいえない(-_-;))年齢、職業、年収、家庭環境、両親兄弟・・・etcetc。
ゲームを創るからには、ゲームへの理解が必要です。基本は、動画ではない静止画ですから、笑顔でもどんな笑顔なのか、具体的想像できるように書かなくてはいけません。ここは漫画原作に似ているかも。
ユーザーが目にする言葉・・この表現力が大きなポイントですね。
次のゲームに行きたくなる仕組み、区切り方も問題。連ドラ作りと一緒です。 
ゲームシナリオのキャラづくりから、セリフまで、ドラマの種にもなりますね。

お話をお聴きしていて、なるほどと思いました。
シナリオ・センターへのご依頼が多いのもむべなるかな。
ようはきちんとしたドラマ作りができないと、面白いゲームにならないってことですよね。
ゲームという特性(仕組みと流れ)をしっかりと理解しながら、シナリオ・センターで学ばれた表現方法を駆使すれば、売れるゲームができるはずです。
ゲームからコミックになったり、舞台になったり。ヒットゲームは40万人くらいが楽しんでいるとか。

ゲームシナリオは、サイドビジネスとしても、遠方の方でもできると川本さん。
どんな立場の方でも、どんどん積極的にやって欲しいと、持ち込みもありとのことでした。 

とはいえ、ユーザーの心を掴む恋愛ゲームは、どんどん質が高くなっています。
今あるゲームを超えてこそです。
モバイルの変化も早い昨今、ハートを鷲掴みするようなドキドキの、毎日はまってしまう恋愛ゲームを作ってください。

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