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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオ力とは

シナリオ・センター代表の小林です。今年の天候は、いや~な感じですね。ぱきっとした秋空になってくれるといいのですが。

20160928c

今日の企画書講座は、TBSの植田博樹プロデューサーがゲスト。
そのせいか、企画書講座90名以上の参加でホールは満席です。
植田プロデューサーとは、もうずいぶん前、20年くらい前の付き合いになるでしょうか。
深夜ドラマが始まったばかりの頃で、シナリオ・センターの夏期合宿で、深夜ドラマのお話を各局のプロデューサーにお話ししていただいたことがあります。
そして、その時に植田プロデューサーにおいでいただいたのです。
企画の宿題をだしていただき、今はときめくシナリオライター関えり香さんは、植田プロデューサーにその時に見出していただいたのでした。
センター出身の西荻弓絵さんとも「ケイゾク」「SPEC」等などたくさんご一緒していただいています。

ちなみに、関えり香さん、10月から日曜日の21:00「キャリア」を、同じく出身ライターの小山正太さんとともに書かれています。
今回の企画書講座でも課題を出してくださるので、もしかして第二の関さんが誕生するかも。
TBSさんは連ドラ大賞の方々を育てようと色々なところに使って下さったり、今年の受賞者は、企画をいっぱい考えさせられているようです。TBSで書きたいと思われる方は、連ドラ大賞を狙いましょう。

ドラマを創るためには、シナリオライターも、企画力が必要です。アイデアと企画は違いますから、その点もしっかりと学ばれておくといいですね。
企画やストーリーをブラッシュアップするときは、プロデューサーや監督等と知恵を出し合うことができます。
すべて、シナリオライターが頑張らなくてもいい。一緒に考えてくれる人がいます。
ですが、それを実際にその話をシナリオにする時は、シナリオライターの孤独な世界になります。
シナリオを書くということは、ストーリーをどう見せるかなんですね。ここは誰も助けてくれません。チェックは厳しくはいりますが・・・。(涙)
見せるとはなにか、シーンを描くということです。
植田プロデューサーは、構成がうまい、セリフがうまい、締め切りを守る、この3つがシナリオライターに願うことだとおっしゃっていました。

毎週20枚シナリオを書き続けることは大変ですが、魅せるシーンを作ることができる(構成・セリフですね)、速く書くこと(締め切り守れる)ができる力がつきます。

基本をコツコツとやることはつらいことですが、それしか王道はないのです。
才能を開花させるには努力しかないのです。

結局は、基本力をつける、シナリオ力をつける、それには20枚シナリオを書き続ける、46年の経験実績から、それが一番の早道なのだと信じています。

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