シナリオ・センター代表の小林です。今週はなんだか休みだらけで、だらけてしまいます。 気持ちと反比例するように、今週中に終わらせなくてはいけない仕事は山ほどあり・・・相当、気合をいれないとだらけた心と急ぐ仕事に、ただただため息ばかり。ま、私、やりだせば早いんですけどね。やれば。（笑）

こちらも超高速です！！
土橋章宏さんの「超高速！参勤交代リターンズ」が公開となりましたが、前作を超える面白さという評判の上に、前作を超える興行収入になりそうな勢いだそうです。
本当に、すごいなあと思うのは、「まさか、帰りもあるとは」と主演の佐々木蔵之介さんがテレビで話していらっしゃいましたが、実は土橋さんも同じことを言っておられ（笑）、第2弾を考えていたわけではないのに、今年も日本アカデミー賞脚本賞をいただけるいくらい前作を超える面白い脚本を描かれているのです。2弾って、まず前作を超えないものなのにですよ。
是非、土橋ワールドのすごさをご堪能ください。脚本賞リターンズ！！

「超高速！参勤交代」も「超高速！参勤交代リターンズ」も土橋さんご自身が小説も書かれていらっしゃいますが、今度は、ジュニア向けに「超高速！参勤交代」の映画ノベライズ版が出版されました。 出版したのは、講談社の青い鳥文庫。
「超高速!参勤交代　映画ノベライズ」脚本　　土橋章宏・文　時海結以・絵　椎名優
この青い鳥文庫は、子供向けに想像力を広げる本をたくさん世に出してきたことで有名な文庫です。 その中の一冊として、大人も子供も楽しめる本として「超高速！参勤交代」がノベライズ化されたのは、土橋さんのシナリオ力ですね。

小説「超高速！参勤交代」はもちろん読ませていただいたのですが、映画ノベライズはまた別物の面白さがあることを発見しました。
映画ノベライズは、映画のシーンが髣髴するんですね。
映画では、佐々木蔵之介さんはじめとてもうまい役者さんたちが、土橋さんの作った濃いキャラクターを演じているわけですが、読んでいるとセリフはその声が聞こえてくるようで、映画のシーンが目に浮かびます。
映画を見てない方は、また違った読み方をされるように思われますが、実は脚本をノベライズすると、見ていない方もシーンが浮かんできます。
なので、シナリオ・センターから小説家がたくさん誕生しているのです。

シナリオは、シーンシーンが目に浮かぶように作り、構成を建てます。それを読み取って役者さんや監督は映像化するわけです。
シナリオを学ばれた上で書かれた小説は、読者の想像力をかき立てるようにシーンが見えるように書かれているので、読みやすいうえに構成がしっかりしているので面白いのです。
小説家を志している方も、シナリオを学んでみてください。
土橋章宏さんのように、シナリオも小説もどちらも書けるという作家も志せます。

9/25（日）128期シナリオ作家養成講座・無料説明会　13：30から90分。
お茶とお菓子を楽しみながら、気軽に聴いてください。
どんなふうに学ぶと土橋章宏さんになれるのかお話します。参加者の方に割引制度も。 帰りに表参道散策も楽しいですよ。