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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

私の居場所

シナリオ・センター代表の小林です。九州、四国、中国地方は台風で大変な様子ですが大丈夫でしょうか。東京は、あの夏の暑さはなに?というくらい今日は涼しく、すっかり秋模様ですが、心のどこかで騙されないぞと・・・。(笑)自然の前にはひとたまりもない人間ですから、防衛は災害対策にしてほしいです。

ガールズステップ

とてもすっきりした気分になるご本をいただきました。
912日映画「ガールズ・ステップ」全国公開されます。
原作は宇山佳佑さん。
そして、この映画の原作本となる「ガールズ★ステップ」が集英社文庫から出版されました。

「ガールズ★ステップ」は、ダンスに賭ける高校生のお話です。
ダンス部の中でもダンスの下手なあずさが、憧れの先輩池辺から部長に指名され、頑張る気でいたのだが、「なんであなたがリーダーなの」と、親友だと信じていた主力メンバー結衣たち全員に退部されてしまう。
落ちこぼれ3人と抜群にダンスはうまいのだが性格に問題のある愛海だけになったダンスだが憧れの先輩の言葉を信じて、なんとかダンス部を継続しようとする。
ところがヘタ揃いのダンス部員愛想をつかした愛海に、いいダンスコーチを連れて来たら残ると条件を付けられる。
あずさは、必死で探すのだが田舎に素晴らしいコーチがいるはずもなく・・・ところが、コンビニで「アポロシアターの奇跡」といわれた天才ダンサーケニー長尾と出会い、コーチを頼む。ところが彼は双子の弟でケニー長尾自身ではなく、ダンスを知らないと言う。どうしも存続させたいあずさは、ケニー長尾だと仲間をだまして、コンクールを目指して練習を始めるのだが・・・。
山あり谷あり、嘘が嘘を呼び、想いが想いを増幅する・・・あずさの想いが、すべての人の上に奇跡を起こすのか、涙あり、笑いありの青春ダンス小説です。

ちょっと気持ちが落ち込んでいる方にお勧めです。ヘタでも、好きでいること、諦めないこと、継続することの大切さを教えてくれます。
「人生はうまくいかないことばっかりだ。だからうまくいったら儲けものなんだよ。物事には、それくらいの気持ちで臨めばいい。人生、失敗することが当たり前だ。一番ダメなのは失敗することじゃなくて、失敗を恐れてチャレンジしないことだよ」
あずさのお父さんの失敗をおそれる娘へのセリフです。

作者の宇山佳佑さんも、フジヤングシナリオ大賞で最終まで残りながら惜しくも賞を逃して、ショックを受けられた日々がありました。でも、その失敗を糧に、頑張って、今やライターとして筆一本で頑張っています。
10月期もドラマを書かれることが決まっており(情報未公開、公開次第お知らせします)、昨年の連続ドラマ「信長協奏曲」に続いて、1月公開の映画「信長協奏曲」も執筆されています。 

諦めない、続けること、この本からメッセージが届けられた気がします。
「継続は力なり」秋もがんばりまっしょい!!

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