menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

耳はダンボになろう。

シナリオ・センター代表の小林です。暑い!東京はもれなく暑い!大雨のところもあり心配ですが、日本列島もれなく暑いようですね。
気象的にも社会的にもこの国はもれなく危ない気がして、声を上げずにはいられなくなりました。
キング牧師が、その昔「どんな暴力よりも無関心が一番いけない」というような趣旨のことをおっしゃっていたことを思い出しました。
無関心でいてはいけない、自分の国を守るのは自分の想いを伝えることだと私は思います。考え方も想いも千差万別。
正解などないのですから、こうしなくてはいけないことはまったくない。ですが、自分で考えて、自分なりの正解を導くことは大切なことです。
私は、日本を戦争ができる国にはしたくありません。

サマーセミナー

19
20日はサマーセミナーで、全国からシナリオ同人が集まっていらっしゃいます。どうも水曜日頃から全国的に雨で、台風などの影響もあり先が読めないようですが、今のところ1920日の東京は晴れのようです。
台風も困るけれど、晴れたら晴れたで熱中症も怖い。どのようなシーンでも対応できる心積もりが必要ですね。
くれぐれも気をつけておいでください。
 

サマーセミナーでは、1920日とテーマは違うのですが、一貫しているのはひとつ「聞く耳を持つ」。
今日本中で一番問題になっていることでもあるのですが、自分の言いたいことだけ言って、他人の話を聴かない。これでは困りますね。
実は、言いたい放題言っても、他人の話しをきかないと、伝えたいものも伝わらないのです。

いつも申し上げているように、誰もが唯一無二の存在ですから、他人はすべて違う、自分と同じではありません。
その違う他人に伝えるには、その人が何を想い、考えているかを知らなくてはなりません。だから、聴く耳を持つことが大切なのですね。
阿川佐和子さんの「聞く力」が大ベストセラーになったのも、聴くことの大切さを多くの人が感じとっていらっしゃったからではないでしょうか。
 

ドラマは、沢山の人に、見ず知らずの何100万人の人へ見ていただかなければなりません。共感、感動してもらうには、「私はこう思う!」だけでは伝わりません。
受け手はどう思うのだろうかと想像ができることが大切です。
そのために必要なのが「聞く耳を持つ」ということです。 

間違えてはいけないことは、このことを言いたいというテーマを変えろと言っているのではなく、どう伝えるかという方法を知るということです。
そのために、シナリオ・センターのゼミナールは存在します。
 

そして、サマーセミナーでは、いつものゼミをもう一歩進めます。
自分の作品を他人はどう見るのか、どう受け止めるのか・・・自分と同じ考えではない人もいるでしょう。
こうした方がいい、こういうアイデアもある・・・忌憚のない意見、アイデアを出し合うのがサマーセミナーのゼミです。
惜しみなく他人へアイデアをだし、他人からもらったアイデア・発想を、恐れずに自分の作品に取り込みましょう。
きっと新しい視点、今までにない伝え方を体得できると思います。
耳をダンボにして、サマーセミナーへ参加してくださいね。 (笑)

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ