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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

お約束のお話はつまらない

なでしこ

シナリオ・センター代表の小林です。やりました!なでしこジャパン、ベスト8進出です。ディフェンディングチャンピョンって、すごいプレッシャーだと思います。それをはねのけながら、ひやひやさせられたけれど、頑張りました。
スポーツを観戦していて、いつも思うのですが、やっぱり日本を応援しますよね。当たり前のように。これが誰もが持っている愛国心だと思うのです。
愛国心って、強制されて出てくるものではないし、むしろ強制されれば反発したくなりませんか。(笑)
国旗国歌の強要や愛国心を道徳で育てられるものではないと思うのです。
なでしこを心から応できるのは、彼女たちの日本人としての頑張りや誇りが見えるからだと思います。
国民が、恥ずかしいと思わない国でありたいと願います。 

20150527h

サマーセミナーの準備で大忙しいです。
その上、今年は、ご存知のように創立
45周年、新井一生誕100年が重なり、大忙し×何乗でしょうか。

ただ、全てが、シナリオ・センター創設者の新井一の考え方、技術に集約されるので、なにをやってもぶれないのがありがたいです。
新井一がメモとして書き残した中に、
「シナリオは特別な才能がいらない、誰にでも書けるこんな身近な芸術はない。シナリオは日本人の主体性の確立ができるのだ」とありました。
「日本中の人にシナリオを書いてもらいたい」と今申し上げていることは、これから始まったのです。新井が願った「日本人の主体性の確立」

 

学ぶべきことは、その手段です。主体性を確立するための手段として、シナリオがあるのです。作者が何を書きたいのかはあなたが考える。
サマーセミナーは
71920日、全く違った2コースですが、どちらも根本は同じです。

特に20日の「20枚シナリオから長編」コースは、ちょっと難しそうに見えますが、実は長編づくりの技術の基本なのです。ですから、20枚シナリオを描ける方なら大丈夫。心配せずに参加してください。

先日、内館牧子さんがお話してくださったことを実践的やろうとしているのが、この20日に行うコースです。
内館さんは、ストーリーを先に作ってはダメときっぱりおっしゃっていましたね。
番大事なのはキャラクターなのですと。

ストーリーから創ると、そこに登場人物を当てはめてしまう、都合よいキャラクターでご都合の良い話になり、お約束の進行になり面白くなくなる。
見せるべきはディテールで、シーンなんだと力説されていました。 

このサマーセミナーでは「クライマックス」、「転」のところのディテールを描くことから始めることで、キャラクターを追求して、ストーリーができていきます。


内館さんのおっしゃることは、まさに新井一の教え通りなのですが、案外できていないのです。
それは、人間の脳は、自分で思い通りのストーリーを描きたいと思っているからのようです。その時に、映像が浮かぶ人はディテールが書ける、浮かばない人はストーリーしか思い浮かばない。

昨日も書きましたが、一口で言える幹(書きたいこと)が、キャラクターをうみ、動かし、お話を進ませていくのです。
コツがつかめない?では、
まずは実践を!! やるなら、今です。
そろそろ満員になりそうです。お早目にお申し込みを。
 

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